美肌工房SATOSHIYA、「インフィオレ」導入を機に甲府のオーガニック発信地へ

週刊粧業 2016年11月28日号 7ページ

カンタンに言うと

美肌工房SATOSHIYA、「インフィオレ」導入を機に甲府のオーガニック発信地へ
 アルビオンの化粧品専門店における美容活動の基礎を築いたといわれている店が山梨県甲府市にある。それが「美肌工房SATOSHIYA」だ。

 アルビオンの創業当時から同社の化粧品を扱い、ともに成長を続けてきた。今年からアルビオンが展開を開始した「インフィオレ」も体験会を定期実施するなどして積極的に取り組んでいる。

 自然豊かな土地ながら、「オーガニック」をキーワードとする商品や店が少ない甲府において、同店は「オーガニックの発信地」としての存在を確立していきたいという。

 同店の取り組みについて、近藤紫朗社長に話を伺った。



独特な香りと使用感に戸惑うも
世界観を理解し一変して「やろう」

 「ああ、これは巡り合わせだなと思った」

 近藤社長は「インフィオレ」を取り扱うことに決めた時、こう感じたという。

 エネルギッシュな香りと独特の使用感により、スタッフの反応は当初様々だった。今までの化粧品のイメージとの違いに戸惑い躊躇するスタッフ、それがいいとすぐに気に入るスタッフ。近藤社長自身は「インフィオレ」に可能性を感じていたが、スタッフの女性陣に気に入ってもらえなければ、導入しないつもりだったという。

 それが一変して全員「やろう」と意識が変わったのが、導入店を対象にしたブランドセミナーだった。

 「インフィオレ」は、オーガニックの概念を超越するスキンケアとして、個性豊かな商品を展開しているブランドだ。「インフィオレ」の方向性についてセミナーで説明を受けたスタッフの面々は一気にその世界観に引き込まれたという。

 「『インフィオレ』とは何だろう。なぜこの使用感に辿り着いたのだろう。こうした疑問が、セミナーで説明を受け、一つひとつの商品に背景があることを知ったらすべてに合点がいった」

 同店は、アルビオンが「イグニス」をはじめた時にも「香り」と「癒し」という今までにないテーマに可能性を見出し、「イグニス」をお客に売ることが店の使命と捉えて積極的に提案した。今回の「インフィオレ」もそれに通じるものがあると近藤社長は話す。

 「無名の商品を売っていく場合、お店にも売る力がないとダメだし、商品には売れるだけの説得力も必要だ。『イグニス』と『インフィオレ』は、アプローチこそ違うが、無名ながら本物である点が似通っていると感じた」

 「インフィオレ」の発売のタイミングもよかった。これより少し前に、知人の紹介で、ナチュラル・オーガニック・シンプルなヘアケアブランドがあることを知り、オーガニックに対して徐々に興味が沸き、店でもその商品を置くことにした。その後、オーガニックオリーブオイルにも出会い、オーガニックとは何たるかを考えるようになった。これを機に「本物を追求したい」という思いが生まれ、やがて強くなったという。

 時代の潮流も値引き競争から「本当にいいものを、見合った価格で販売する」ことが受け入れられるようになり、近藤社長が思い描く店づくりの実現の追い風となっていたのも「インフィオレ」導入の決め手となった。

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