まかないこすめ神楽坂本店、開店10周年を機に美用食を導入

週刊粧業 2016年12月5日号 7ページ

カンタンに言うと

まかないこすめ神楽坂本店、開店10周年を機に美用食を導入
 ディーフィットでは、1899年(明治32年)に創業した金沢の老舗金箔屋を発祥とする和コスメブランド「まかないこすめ」の直営店「まかないこすめ神楽坂本店」が今年でオープン10周年を迎えた。

 今年は姉妹品として新たに「私にだって続けられる美用食」シリーズを立ち上げ、その取扱いに伴い、リニューアルを実施した。

 立川真由美代表に同店の軌跡と今後のブランド戦略などを尋ねた。

源は金箔製造の現場から
副産物が肌に絶妙に効く

 本紙の取材に先立ち、11月8日開催された新装神楽坂本店と美用食の新商品お披露目会の席で立川氏は「まかないこすめ」のルーツについて次のように見解を述べた。

 「ブランドを立ち上げから12年。『まかないこすめ』は金沢の金箔屋、吉鷹金箔本舗を発祥とする。私は幼少の頃から金箔製造の作業現場をみて育った。華やかなイメージがあるが実際の作業現場は肌にとって過酷な状況にあった。金ののべ棒を溶かして薄くするために1300℃の炉に顔を近づけたり、金箔が飛ばないよう夏でも窓を閉め切り、和紙を乾燥させるために真夏でもストーブを焚いていた。そこで曾祖母の時代から自分たちの肌をきれいにしようと、金箔素材や台所の食材などを使って自分たちで化粧品を手作りするようになった。このように、試行錯誤をしながら100年以上の歴史の中で弱った肌を実験台にして作り上げたものが『まかないこすめ』の原点であり、厳しい環境で働く人の肌によいものなら、現代女性にもフィットするだろうと考え、『まかないこすめ』を立ち上げた。金箔屋の裏方がまかないで作った化粧品を意味する。科学的根拠があった方が説得力があると考えて配合成分を調査したところ、金箔の副産物である3つの成分が肌に対して絶妙に効いていることがわかった」

  金箔をのばす際に使われる金箔打ち紙は柿渋、大豆、鶏卵が入った灰汁の中に繰り返し浸すことで耐久性を高めている。

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