フォーデイズ、飲料の脇固める化粧品が成長持続

週刊粧業 2017年1月1日号 66ページ

カンタンに言うと

フォーデイズ、飲料の脇固める化粧品が成長持続
 核酸ドリンクを主力にネットワークビジネスを展開しているフォーデイズでは、ここ数カ年において化粧品が全体業績の伸長率を超える売上成長を見せており、2017年も飲料の脇を固める有力なサブ商材として期待を担っている。

 2016年3月期決算における化粧品売上高は62億400万円で対前年比3.9%増(既報)と堅調な勢いを見せた中で、牽引商材の高機能美容液「ムーサLU・セラムev」(50g1万7200円)が絶対的な引き上げ役となっている実態を見逃すことはできない。

 社内外で化粧品売上の「大黒柱」という見方が共通している「ムーサLU・セラムev」は、構成比で約60%を占める強力な主軸であるほか、初代仕様を発売した2010年から3代目を展開している2016年の直近までに、累計販売数量で200万本に迫る実績を積み上げている。

 また、こうした売れ行きの実勢に天井や踊り場が見えていない点こそ、「ムーサLU・セラムev」を本特集の対象として選出するキーポイントとなっている。

 具体的には、同社の会員顧客約30万人のうち、化粧品の購入コースを選択している愛用者の割合は約3割前後と多数派に達していないことから、今後に掘り起こせる潜在愛用者は少なくないという消費の実態がある。

 訪販の成長株は、前進が続くと見てよさそうだ。
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