東洋新薬、化粧品受託事業の規模拡大を加速

週刊粧業 2017年1月1日号 55ページ

カンタンに言うと

東洋新薬、化粧品受託事業の規模拡大を加速
 東洋新薬は、健康食品と化粧品を両輪にして、受託製造を行っている。化粧品においては「三相乳化」や「医薬部外品」「独自開発素材の活用」といったオリジナル提案に強みを持ち、実績が年々拡大している。

 高垣欣也専務取締役に話を伺った。

 ――2016年の成果を教えてください。

 高垣 健康食品分野では「機能性表示食品」、化粧品分野では「三相乳化」といった当社が強みに持つ技術を活かした受託が売上に寄与し、業績は前年比を大きく上回って推移している。

 これまでの当社はODMのイメージが強かったが、OEMも対応していることを改めて打ち出したのも奏功した。

 特に化粧品については、三相乳化技術を活かした製品の幅が広がっている。

 健康食品、化粧品ともに東京に分室を設け、東京本社の人員を増強し、より専門的に、よりスピーディに顧客対応ができるようになったのも大きい。

 製品開発・提案と営業の活動がしっかりと連携がとれるようになり、効率化や的確なご提案がこれまで以上にできるようになった。

 ――2017年の取り組みの軸となる活動は何ですか。

 高垣 研究開発を軸としたODMは継続して行い、お客様の依頼に応じたOEM提案を強化する。

 OEMを強化するにあたり、高い売上目標を設定した。2016年に営業体制などを整え、化粧品のODM・OEM事業を推進してきた。2017年はその勝負どころになる。

 人員を増強するなどしてお客様の要望に的確に応えていきながら目標を達成したい。

 神奈川大学と共同研究している「三相乳化」で、これまでにない使用感とメークなじみの高さが特長のクレンジング剤を開発し、OEM提案を開始した。

 三相乳化に限らず、新しい剤型、ユニークな使用感の製品を提供し、化粧品受託事業の規模を拡大していく。
ホーム > 化粧品業界人必読!週刊粧業オンライン > 東洋新薬、化粧品受託事業の規模拡大を加速

ライブラリ・無料
ダウンロードコーナー

刊行物紹介

定期購読はこちら
お仕事紹介ナビ

アクセスランキング

  • 日間
  • 週間
  • 月間
PDF版 ダウンロード販売
化粧品マーケティング情報
調査レポート
株式会社矢野経済研究所
pagetop