ダリヤ 野々川社長、「大局深謀」の年

週刊粧業 2017年1月1日号 44ページ

カンタンに言うと

ダリヤ 野々川社長、「大局深謀」の年
 新しい年を迎えると気分一新して、考え方を整理し、仕事に向かう姿勢を改めようとするのはよいことだと思います。

 市場の風景は、人口問題や地方の活性、世界の中の日本などいろいろな局面で、対応に工夫がいるようになり、流通の再編や新しい風を求める気運はいよいよ高くなってくると思います。

 2017年は酉(トリ)年、まさに機を得た回り年になると思います。トリのように、急がず慌てず、悠々と空を飛び、もう一度全体、全貌を掴み直すことに集中すべきであり、組織のことや商品とその普及戦略のこと、新しいサービスの設計とブランドの今日的再生を考えていくために、適正な組織体制と布陣のことなど、次に備えた仕事のプログラムは多く、次のステップへの働く意欲が湧いてきます。

 悠々と天空を飛び、大局を観ていく逞しい鳥になることも大切ですが、敏捷に動く小鳥であることも大切になり、その両立と組合せがこの時代の企業力に昇華していくことと思います。

 私たちには時代と市場が求める「先端力」と「競争力」「浸透力」のある時の商品を開発する責任があり、それがブランドへの基本的な信頼に繋がると信じ、すべてのサービスの方向をここに定める時ではないかと思います。

 時代の趨勢はスピードを求める流れにありますが、拙速はきつく戒めなければならず、機械的に手早く結論を出し、それを帰結にしてしまうことはさらに強く戒めなければなりません。

 時代はいつも新しいページを開かせ、希望の扉を開けてくれます。せっかくの酉(トリ)年ですから、時には天空に遊び、全体と少し先を見る感性と、市場という名の森に遊び、いろいろな努力と出会いを楽しみ、いい一日の始まりとまとめを繰り返し、仕事を楽しむ、充実の毎日を積み重ねたいと思っています。
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