カネボウ化粧品 夏坂社長、新体制「KC専門店フォルム」で新たな絆づくりへ

週刊粧業 2017年1月1日号 36ページ

カンタンに言うと

カネボウ化粧品 夏坂社長、新体制「KC専門店フォルム」で新たな絆づくりへ
 カネボウ化粧品では昨年秋、「KANEBO」を新導入した。大型新ブランドの立ち上げは2006年の「Impress」以来、実に10年ぶりとなる。すでにアジアでの販売も開始し、グローバルブランドとして歩み始めた。

 今年は専門店との絆を深める新体制「KC専門店フォルム」を構築するほか、カネボウ化粧品が開発した新アプリ「スマイルコネクト」と百貨店・GMSの顧客システムを連携させ、新しいカウンセリングの形を創造していく。

 海外でも攻めの体制で売上規模を拡大していく構えだ。夏坂真澄社長に、昨年の成果と今年の戦略をたずねた。



カウンセリングチャネルが健闘
「KATE」が国内外で2ケタ成長

 ――2016年の業績はいかがですか。

 夏坂 2016年度第3四半期までの業績は、前年を上回る約1300億円でした。いずれの流通もプラス成長で推移していますが、特に百貨店、専門店といったカウンセリングチャネルの伸びが顕著だと思います。

 ――大変堅調に推移していますね。ブランドごとの動きはいかがでしたか。

 夏坂 セルフメイクブランドの「KATE」が今年も国内外で2ケタ成長を見込んでいます。アイシャドー、アイブロウが好調だったことに加え、8月に発売した「カラーセンサーリップティント」では口紅としては12年ぶりにTVCMをオンエアしました。ブランド全体の2016年度の売上高は300億円超を予想しています。

 「メディア」の健闘も目立ちます。2015年秋にTVCMを初めて全国で放映したこともあり、その後1年間にわたり売上が順調です。16年9月には全国のファミリーマート約1万1900店での取扱いがスタートしています。

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