フォーデイズ、機軸の対面創出へIT活用多彩に

週刊粧業 2017年1月1日号 34ページ

カンタンに言うと

フォーデイズ、機軸の対面創出へIT活用多彩に
 化粧品や核酸飲料を商材にしたネットワークビジネスで成長を続けるフォーデイズでは、機軸に位置づける対面販売の機会創出でさまざまなIT利用を展開しており、平均年齢で60歳を超える約30万人の会員らが旺盛に活用している。

 ――人を介したビジネスを展開している貴社は、どのようなIT活用に取り組んでいますか。

 マーケティング部 当社の販売スタイルは人と人の対面を基本としている。ITは、それを補足するものと位置づけている。

 また、約30万人を数える会員様の平均年齢は62歳位とITやデジタルが不得意だと決めつけてしまいがちだが、ビジュアル化した情報をITの駆使で目や耳で感じていただくことは非常に意味深いと考えている。

 まず、当社は公式ユーチューブチャンネルを持って会員様間のコミュニケーション活性や情報共有を盛り立てている。

 コンテンツ制作は自社にスタジオを構え、専任の担当者が自前で取り組んでいる姿勢が甲斐あって、多くの会員様が利用してくださり好評を博している。

 近いところで一例を挙げると、2016年11月に横浜で開催した全国大会の活気ある動画(写真)をユーチューブチャンネルへアップし、参加者の感動が拡散していく手助けや、大会に注ぐ関心の増加を目指している。

 ――さらに、売上増大に直結するような施策もありますか。

 マーケティング部 約30万人の会員様のお問い合わせに対応するために運営しているコールセンターでは、限られた人数の中で繁忙時などは電話が取り切れない場合もある。

 そこで、顧客満足度向上のために会員専用サイトを設けてITでカバーできるご質問やお問い合わせに対応している。

 これの利便性や使いやすさは日々、より充実できるよう努めている。

 同サイトがあることで本社機能では社員の負荷軽減につながっている面があり、ITを活用することでスタッフが会員様に向けたより良いサービス提供に全力を注げる環境づくりに役立っている。

 これは主観的な判断だが、当社の会員様は同年代と比較してITに触れる意欲が非常に旺盛だということができる。
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