化粧品×IT、アナログとの相互補完で顧客満足度の向上へ

週刊粧業 2017年1月1日号 32ページ

カンタンに言うと

化粧品×IT、アナログとの相互補完で顧客満足度の向上へ
 日々進化を続けるIT技術についていかざるを得ない昨今、化粧品業界においてもIT技術を活用したマーケティング戦略が重要なポジションを占める時代になった。

 携帯端末が普及し、スマートフォンが誕生すると、その技術が急速に発達した。その頃から、「O2O」を取り入れた販売戦略やマーケティング手法が盛んに取り上げられた。アプリ開発の活発化もその1つだ。

 化粧品業界に目を向けると、やはりITと親和性の高い通販化粧品ブランドがアプリ導入に対する反応が早かった。

 最近は、百貨店を中心としたリアル店舗でもタブレットなどを利用してカウンセリングやメーク診断を行うブランドも増えている。ますますITの導入が進む一方で、課題もある。

 今回はメーカーやサプライヤーを対象に、IT技術の導入事例や将来性についてまとめた。(画像はカネボウ化粧品のスマホ用アプリ「スマイルコネクト」)

海外ではスマートフォンを利用した
O2O戦略にIT技術の成功事例

 IT技術の導入による成功事例は、まず海外の事例を挙げるとわかりやすい。

 韓国では、スマートフォンユーザーをターゲットにしたO2O戦略をうまく取り入れ、売上拡大と新規会員の大幅な獲得につなげた店舗がある。

 地下鉄の駅のホームの壁面に、商品の写真を貼り付けたパネルを設置し、表記してあるQRコードを読み取ると店舗のECサイトへリンクし、そこで商品購入ができるようにした。

 忙しい会社員の間で出勤の合間にショッピングができると好評を博した。

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