全卸連 森友会長、新たな発想による事業創出が必要に

週刊粧業 2017年1月1日号 16ページ

カンタンに言うと

全卸連 森友会長、新たな発想による事業創出が必要に
 全国化粧品日用品卸連合会(以下、全卸連)では、2016年度の重点活動項目として、「流通の課題について、メーカー様と意見交換し、卸売業の考えを提示する」「単位組合活動の活性化、並びにブロック活動の活性化を推進する」「公平・公正な取引を厳守する」「EDI標準化への取り組みを推進する」「卸売業の地位向上と人材育成を図る」を掲げている。

 森友徳兵衛会長に昨年の総括と次世代の人材育成について話を伺った。

先入観を持たずに取り組むことで
新たなチャンスを掴むことが重要

 ――2016年を振り返ると。

 森友 2016年はインバウンド需要が高額品においては低調に転じたものの、1万円以下の化粧品や日用品の購買は盛んに行われている。

 雑貨の方では、洗濯槽クリーナーが中国向けに大量に購入されている。問屋もメーカーも洗濯槽を洗うために購入していると思っていたが、実際の所は別の用途で購入されているようだ。まだ用途ははっきりとわかっていない。

 こうしたことが以前、日本でもあった。静岡県の漁港付近で何故か入浴剤が大量に購入されていることがあった。不思議に思い現地に行ってみると、漁船に入浴剤を大量に積み込んでおり、遠洋漁業で沖に出た際に風呂で使用するのかと思ったが、実際には海に撒くと魚が寄ってくるため、撒き餌のような役割のものとして使用されていた。

 また、2016年のマスク市場は前年比約40%増の伸びだと言われている。しかしながら、我々卸としては、そこまでの市場の伸びを感じていなかった。

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