さくらフォレスト(ココシスグループ)、訪れた者魅了する出色の躍動感

C&T 2016年12月15日号 76ページ

カンタンに言うと

さくらフォレスト(ココシスグループ)、訪れた者魅了する出色の躍動感
 コールセンター業務受託などを展開するココシスの通販事業部だったさくらフォレスト(ココシスグループ)が、2014年4月の分社化による独立を契機に急成長を見せている。

 訪れると、浅い業歴を不利ともせずに若い社員が躍動する様は小気味よい印象がある。特長が際立った商品を生み出す企画力もさることながら、顧客らは同社の「人」を支持している背景が透けて見える。

 本稿では、人材の輝きで勝ち抜く同グループの推進力を解剖~検証する。



ヒーロー商品の誕生がラインナップ全体に波及
化粧品ではハーブ商材の業績貢献度が上昇中

 さくらフォレストの母体であるココシスは1997年の創業で、経営コンサルタント業から枝葉を伸ばして通信販売に関連したビジネスにも取り組みを進める中、やがては「プレーヤー」となって実際のBtoC事業に漕ぎ出していた。

 以降、ココシスの創業者である岡部隆司会長は信念として掲げる「自主自立運営」の目線でさくらフォレスト事業部を遠巻きに見てきた時間を経て、好適とみなした前出のタイミングで同社の独り歩きを決断した。当時、岡部氏は分社化の時期を「遅かったくらい」と話していた。

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