ツバキスタイル、多彩なラインナップで容器のトータルアドバイザーに

週刊粧業 2017年1月23日号 5ページ

カンタンに言うと

ツバキスタイル、多彩なラインナップで容器のトータルアドバイザーに


環境配慮型企業としても活動
「エコ」も差別化の重要な価値に

 また、製造工場の椿化工において、化粧品容器メーカーとしては世界で初めて、植物由来度と環境対応性を証明するSGS・ULといった世界二大認証会社によるマークを取得した。

 SGS社とUL社による植物由来素材度検証制度では、植物の収穫から最終製品までの製造工程と原料や製品の出入庫管理体制が検査されており、使用される植物由来原料の環境対応状況を、すべての工程で把握することが可能だ。これにより、悪質な非植物由来素材の故意や事故による混入を防止している。

 化石資源は限りがあり、今のまま使い続ければ2050年にはなくなってしまうといわれている。その中でツバキスタイルや椿化工は、化石資源を少しでも後世に残していくために、樹脂成形品の原料に、サトウキビの廃材からつくられるバイオマスプラスチックの導入を積極化している。

 「企業の環境保護活動を評価する生活者は76%にも達しており、企業の環境に対する姿勢は、一般に受け入れられつつある。当社は、いち早く植物由来素材度認証を取得し、その重要性を唱えてきた。今後も、環境に対する取り組みをできること、しなければならないことを常に見つめ、行動していく」(藤村社長)

 現在、同社では全体の樹脂量の10%までバイオマスプラスチックを使用できるまでになった。

 同時に、容器メーカーでは初となるバイオマスマークも取得した。オーガニック化粧品では、バルクだけでなく容器やパッケージにも「エコ」を求められることも多く、その際の差別化に、バイオマスプラスチック素材の容器を提案し、市場での認知向上を図る。
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