アイ・ティー・オー、拡張したブースを2コーナーに分け、原料から最終製品まで広く展示

週刊粧業 2017年1月23日号 11ページ

カンタンに言うと

アイ・ティー・オー、拡張したブースを2コーナーに分け、原料から最終製品まで広く展示
 アイ・ティー・オーでは今回、2小間のスペースを使い、同社が特に販売を強化している原料を中心に出展する。

 展示の中心となるのは年々取扱量を増やしている「ミネラルクレイパウダー」とビタミンC誘導体「GO―VC」である。

 「ミネラルクレイパウダー」は、合成着色料や合成色素を一切使用していない100%天然由来のパウダーで、10色のカラーバリエーションを展開し、エコサート認定も受けている。

 皮膚弾力性、及びヘアキューティクルの改善といった臨床データが豊富に揃うのも魅力だ。販売を開始して以来、多くの引き合いを受けており、最近では大手化粧品メーカーにも採用されている原料の一つである。

 「GO―VC」は油容性、水溶性両方に親和性があり、ビタミンC誘導体本来の特性はもとより、これまでにない安定性や剤型への処方が容易であるなど優れた特性のビタミンC誘導体である。

 グリセリンによる保湿効果、オクタノールによるアクネ菌増殖抑制効果が期待できる。

 また、東6ホールの特設会場で開催される最新原料セミナーにおいては、1月23日の13時50分より「新規ビタミンC誘導体のニキビに対する効果」と題し、来日するタイの取引先が「GO―VC」を主成分としたオリジナルニキビケア化粧品「アクノック」の臨床試験結果などを発表する。

 「臨床試験でかなりいい結果が出たので、日本向けにパッケージや一部処方を変更した製剤を当社が最終製品として発売しようと準備を進めている」(山口義樹マテリアル&インターナショナル本部本部長)

 2コマからなる展示ブースでは、「GO―VC」を中心とするアカデミックな原料を紹介するテーマブースと、「ミネラルクレイパウダー」や玉ねぎの外皮より抽出した天然多機能素材「ケルセア20」といった天然由来の原料を紹介するブースに分かれる。

 「各コーナーとも原料の特長などを掲載したポスターや最終製品の一例も掲示する。ブースの間取りを活かした展示アプローチをしていきたい。アカデミックコーナーではクリニック向けに作成した原料の特長をわかりやすくまとめたカルテ仕様の資料も、英語版、中国語版も含めグローバルな資料も用意する。『GO‐VC』は化学式の模型を展示する。『ミネラルクレイパウダー』はオーガニック感を前面に打ち出した原料の特徴とマッチさせたナチュラルな雰囲気を打ち出していく」(マテリアル&インターナショナル本部機能原料グループ 石井美香子氏)

 原材料ではこの他、「ケルセア20」、ビタミンC誘導体からなるナノカプセル製剤「ナノスフィア」、育毛原料の「桑白皮エキス」や「バンジロウ葉エキス」も提案する。

 また、ジョンティポー社が販売する一般消費者向け化粧品の「be Kirei」シリーズや、「ミネラルクレイパウダー」を使った生パックも紹介し、バラエティに富んだ展示内容で来場者の興味を喚起していく。
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