花王 メリーズ、10年連続で売上№1を達成

粧業日報 2017年1月30日号 3ページ

カンタンに言うと

花王 メリーズ、10年連続で売上№1を達成
 花王が販売する子供用紙おむつ「メリーズ」が、2007年~2016年の10年連続で国内売上№1(インテージSRI調べ、2007年1月~2016年12月、ベビー用紙おむつ市場ブランド別(テープ・パンツ計)金額シェア)を達成した。

 1983年に誕生した「メリーズ」は、日本ではじめて紙おむつに「全面通気性シート」を採用し、発売当時から現在までずっと「赤ちゃんの肌へのやさしさ」を追求し、かぶれにくさ、ムレにくさにこだわって商品改良を続けてきた。

 2006年に通気性をさらに高め、吸収力、やわらかさに加え肌へのやさしさが評価され、07年には№1(同)を達成。その翌年には、肌との接触面積が約半分で、通気性が従来より3倍もアップした「エアリーメッシュ」表面シートを採用。通気性だけではなく、やわらかさ、ゆるゆるうんちの広がり抑制効果も向上させた。

 直近では2016年6月に、テープタイプ「メリーズ さらさらエアスルー」の通気性を約4割向上。同年9月には、パンツタイプ「メリーズパンツ さらさらエアスルー」のはかせやすさを向上(Mサイズ)させるとともに、Sサイズを新しく追加するなど、商品性能を向上させている。

 「メリーズ」ブランドは現在、中国・インドネシア・ロシアなど、海外12か国・地域でも展開しており、海外でも「肌にやさしい」高機能・高品質な紙おむつとして高い支持を得ている。

 また、2020年に向けた中期経営計画「K20」においても、今後の花王グループの「利益ある成長」を支える売上高1000億円ブランドの一つとして位置づけられており、さらなる売上拡大が見込まれる。
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