ホシケミカルズ、「水素」に関する研究開発に注力

週刊粧業 2017年1月30日号 9ページ

カンタンに言うと

ホシケミカルズ、「水素」に関する研究開発に注力
 ホシケミカルズは1975年に原料商社として事業を開始し、現在は原料販売だけにとどまらず、化粧品・医薬部外品・健康食品OEMや容器製造などの事業も幅広く手がける。

 同社の研究開発の取り組みについて、川上雅夫研究開発部部長に話を伺った。

 ――原料研究に関して、研究開発部ではどのような取り組みを行っていますか。

 川上 原料メーカーから依頼があった際、医薬部外品やINCI名の取得申請をサポートしているほか、新規原料の配合用途についてアドバイスなども行っている。

 ――これまでに注力してきた研究内容をお聞かせください。

 川上 水素の溶存方法に関して特許を取得し、特殊技術を用いて水素充填した「水素エアバッグ」を開発した。

 これを製品に応用したのが「1剤式水素密封シートマスク」で、アルミ袋に水素エアバッグを封入することで徐々にマスクに含浸し、従来困難とされてきた水素を長期間安定配合した製品をOEMで提案している。

 ――今後の研究目標をお聞かせください。

 川上 常圧における水素飽和濃度は1.6PPMが限界で、「水素エアバッグ」の水素濃度も同様の数値となっている。

 この水素エアバッグよりもさらに水素濃度の高い化粧品として「高濃度水素泡パック」を新たに開発中だ。

 高濃度水素泡パックは、水素発生器と化粧品を併用するため、主にエステティックなどの業務用での提案が中心となる。

 見た目や香りに加えて使用実感を重視して原料を選りすぐり、クライアント企業に販路やターゲットを指南し、リピートされる製品を提案するところまで含めたODM提案が我々の強みだ。
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