ライオン・濱社長、マスコミ各社を前に2017年の方針示す

粧業日報 2017年2月2日号 1ページ

カンタンに言うと

ライオン・濱社長、マスコミ各社を前に2017年の方針示す
「ヘルスケア価値の追求」と
「価値伝達方法の進化」に取り組む

 ライオンは1月23日、「2017年オールマスコミライオン会」を開催し、全国各地から約800名のマスコミ関係者が詰めかけた。

 冒頭の挨拶で濱逸夫社長は、同社が目指す姿「くらしと心の新たな価値を提供するアジアのヘルスケア№1カンパニー」について改めて説明し、その実現に向け2017年は、「あらゆる分野でのヘルスケア価値の追求」と「価値伝達方法の進化」に挑戦していく方針を示した。(以下は、濱社長の発言要旨)

日本における成功モデルを
アジア市場でのプレゼンス拡大に

 2012年に社長に就任して以来、経営ビジョン「Vision2020」の実現に向け様々なアクションを重ねてきた。

 国内事業においては、環境変化を先取りし、「研究開発機能の強化」「生産体制の増強」「商品ブランドの継続的な強化」を実行し、それによる「利益成長の加速」に挑戦してきた。また、海外事業においても海外関係会社の再編を行いながら、「海外事業の利益ある2ケタ成長」の実現に挑戦してきた。さらに、新しい収益事業を早期に確立すべく、全社一丸となって取り組んできた。

 その結果、売上高・営業利益は2014年以降、過去最高を更新し続けている。利益水準については、2012年と比べて3倍強になっており、これがブランドを強化するうえで非常に大きなパワーとなっている。

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