やずやグループ、化粧品に参入で王道再現へ

訪販ジャーナル 2017年2月13日号 1ページ

カンタンに言うと

やずやグループ、化粧品に参入で王道再現へ
 急成長した当時に福岡の「スター企業」として知名度が急騰した健食通販の やずや(本社=福岡市)が、新興のグループ会社キセキファクトリーから独自の自然派ブランド「うまれはだ」を商材にした化粧品通販で愛用者基盤作りを進めている。

 長年温めて来たという構想が具体化した2013年以降、売上高で1億円超と顧客数で約1000人という数字がキセキファクトリーのたどり着いた一里塚となっている。

 外野には、健食で引き寄せた成功パターンが再び活きるとの見方がある一方、サプリメントと購買動機がことなる化粧品では過去の事例が汎用できないとする指摘もあるなど、「スター」に注ぐ関心は色合いがさまざまに分かれている。

 一つ明らかなことは、自身を通販熱血漢と言ってのける矢頭徹社長ならば、結果はさておきプロセスを誤るとは考えづらい。

 矢頭社長に立ち上げの経緯と現在の進捗を聞いた。

出発点は
「女性の笑顔に貢献したい」に照準へ

 ――何時、どういった形でグループ内に化粧品案件が浮上したのですか。

 矢頭 相当に前から話はあった。社員からは「やりたい」、またお客様からは「やってほしい」という声があがっていた。内外から、やずやに「化粧品を扱ってほしい」と望む声は少なくなかった。

 ただ、当社は考え方がつくづく不器用なうえコンサルタントに判断を仰ぐといったことをした経緯が無く、新しいチャレンジをする際は「売れるかどうか」ではなく、手掛ける社員が「楽しめるかどうか」を大前提にしてきた。

 この考え方は創業者が打ち立てたもので、やずやの存在意義は健食を売ることではなく、社員が「人生を楽しむためのやずやがある」と定義している。

 そうした企業理念に添いながら化粧品は「どこまで楽しめるか…」を検討していた。

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