フェイスラボ、研究開発と人材育成でさらなる飛躍へ

週刊粧業 2017年2月27日号 10ページ

フェイスラボ、研究開発と人材育成でさらなる飛躍へ
 フェイスラボは、化粧品(医薬部外品、スキンケア、メーク等)から健康食品まで手掛け、様々な価値を幅広く提供できることを強みとしている。

 また、海外輸出の経験が豊富で、グループが運営するタイ工場ではハラール認証を取得するなど、海外でも様々なニーズに対応できる点も大きな強みだ。

 これらの強みを活かし、好業績を続ける同社の朝比奈謙太社長に重点施策や将来ビジョンについて話を伺った。

様々な価値を幅広く提供できる
強みもさらにブラッシュアップ

 ――「進化」に向けた次年度以降の重点施策について教えてください。

 朝比奈 国内外とも扱う領域を広くし、様々なニーズへの対応に努めてきたことで成長を図ってきました。

 この部分をさらに伸ばしていくとともに、技術力・開発力を高めることで、より一層の信頼獲得に努めていきます。

 技術力の向上に向けては、「研究開発力の強化」と「徹底した人材育成」が重要になってきます。

 昨年からは、試作などの処方開発は静岡に集中させ、東京では基礎研究を行っています。その成果は現れてきており、医薬部外品(美白、UV)の開発を進めています。

 また、大学との共同研究では、機能性と独自性を兼ね備えたスキンケアの開発に取り組んでいます。

 社員がレベルアップして成長しないことには、会社も発展することはできませんので、次年度以降は「徹底した人材育成」に着手していきます。

 新卒社員の定着率を高め、即戦力化するために入社3年目までのフォローアップ教育制度を構築するとともに、経営幹部や中間管理職の目標達成力を高める能力開発にも取り組んでいきます。

 ――将来ビジョンについてはいかがですか。

 朝比奈 10年スパンで定めた長期の売上・利益目標をクリアすべく、海外事業を強化していきます。

 取引先の中国進出を後押しすべく3年半前にスタートした「ECプラットフォーム事業」では、運営全般のノウハウ蓄積を進めるため、昨年末に現地法人を立ち上げました。

 当面は有力ECモールでの展開を軌道にのせることに集中し、ゆくゆくは輸出入事業や卸事業、OEM事業の展開も視野に入れています。

 最終的には、グローバル企業との戦いにも勝てる企業へと飛躍したいと考えています。

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