花王、3年連続で「健康経営銘柄」に選定

粧業日報 2017年3月1日号 5ページ

カンタンに言うと

花王、3年連続で「健康経営銘柄」に選定
 花王は、健康経営に優れた上場企業として、経済産業省と東京証券取引所(以下、東証)の「健康経営銘柄」に3年連続で選定された。

 この「健康経営銘柄」は、日本再興戦略による取り組みの一環として、経済産業省と東証が共同で、従業員等の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に実践する「健康経営」を積極的に進めている企業を公表するものとして、2015年から開始された。

 選定銘柄は、東証の上場企業の中から、「経営理念・方針」「組織・体制」「制度・施策実行」「評価・改善」「法令遵守・リスクマネジメント」という5つのフレームワークからの評価と、財務面でのパフォーマンス等を勘案して選定される。

 同社は、社員が健康であってはじめて「よきモノづくり」が実現でき、会社が発展し、社会に貢献できるという考えのもと、2008年に「花王グループ健康宣言」を発行した。

 現在は、「ヘルスリテラシーの高い社員を増やす」ことを目標に、PDCAサイクルで本人の健康度を上げていく「健康経営」に取り組み、健康課題の改善に向け、事業主、健康保険組合、産業保健スタッフ、外部専門家による協力体制を構築し、組織的に活動している。

 また、健康データの経年比較を、事業場・支社別、年代別、職種別などの視点から行い、エリアの特性に応じた健康づくりを進めている。さらに、エリアごとの施策におけるベストプラクティスを全社で共有し、横展開で取り組みを拡大している。

 さまざまな生活習慣改善施策によって、2015年度の特定保健指導対象者は、2008年度と比較した場合に、男性が10.4%、女性が2.4%減少した。

 2015年度における健診結果が就業上の配慮基準を超える人は、2014年度よりも27%減少している。
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