グラセル、メークやトイレタリーからも新製品続々

週刊粧業 2017年3月27日号 8ページ

カンタンに言うと

グラセル、メークやトイレタリーからも新製品続々
 大手化粧品容器会社のグラセルは、中期5カ年計画の1期目を迎えた2017年3月期売上高が前年比10%増で推移し、前期に続き2ケタ成長が見えてきた。

 中期計画の売上目標に掲げる170億円の達成について、谷村敏昭社長は「海外での事業拡大が不可欠」といい、金型の制作から成形、蒸着、塗装、印刷までの一貫生産体制を整える「グラセル・タイランド」を軸にしたASEAN市場での成長戦略を加速させていく。

 「成長の要」に位置づけ投資を続ける新規金型の開発では、主力のスキンケア用途に加え、メークアップ、トイレタリー関連の新製品開発に注力している。

 「4~5年後には化粧品の全てのカテゴリーで顧客のありとあらゆる要望に応えられる品揃えにしておきたい」

 直近の開発製品群の一例を挙げると、インナーレリーフを用いて曲線美を創り出すボトル「TEAR―400」シリーズ(写真)は、曲線の太さやねじり間隔を要望に合わせて変更でき、パーソナルユースへの製品対応が進むシャンプー&コンディショナー用途での需要拡大が期待される。

 主軸のスキンケアでは、エアレス容器「MCシリーズ」に少量サイズのバリエーションを拡充したほか、中心部のくびれ具合で「シンプル&ラグジュアリー」を具現化する「KNLシリーズ」にトライアル向けのミニシリーズを追加した。

 メーク関連は「近々完成するメーク版の新カタログを見てもらいたい」(谷村社長)と語る。

 1月にボトル容器を中心としたカタログ「スタンダード版」を、ビジュアルカタログ」としての魅力を高めて新装したばかりだが、国内展示会「CITE Japan2017」への出展に合わせて「メーク版」のカタログもビジュアルを強化し一新される。
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