コーセー2017年入社式訓示 小林社長 「経験ゼロ」は強みである

週刊粧業 2017年4月17日号 30ページ

2017年4月17日 12時20分

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 当社は、消費行動や競争環境が激変する中で、より強靭な企業となるべく取り組んできた「改革」が経営成果として実を結びつつあります。

 私が10年前に社長に就任して以来、「現場力、スピード、シンプル化」をモットーに、我々のもつ本来の強みをより一層研ぎ澄ませつつ、変えるべき点は思い切って見直し、社員全員の「意識」と「行動」も含め改革を進めてきました。そしてその成果が、4期連続の急速な業績回復となって表れています。

 しかし、競争の舞台が「世界」に移りつつあることも踏まえると、これまで以上に、より一層「グローバル」に視点を拡大する必要があり、もはや市場を国内と海外に区別せず、「ボーダーレス」に市場全体として捉えるべきです。

 そして消費・購買行動の変化、たとえばネット社会への対応や、流通の垣根が取り払われつつある状況への対応なども含め、これまでの枠組みを超えた発想による、これまでにない新しい取り組みにも積極的にチャレンジしていく必要があります。

 コーセーグループは、昨年に迎えた創業70周年を契機にさらにグローバルに存在感を拡大していくために、これまで以上に「グループとしての力を結集」しながら、より「多様な価値観に応えること」を目指して「United & Diverse」を行動指針に掲げています。

 このように皆さんは、色々な意味で「転換の局面」に我々の仲間に加わってくださることになりますが、そんな皆さんには、次の2つのことを期待します。

 まずは「斬新な発想とチャレンジ精神」です。若い皆さんだからこそ、これまでの習慣や常識にとらわれない斬新な発想を活かしてください。我々は業界ではチャレンジャーという立場でありつづけるべきであり、皆さんはその「チャレンジ精神」を率先して体現する存在であってほしいと思います。

 一般に、企業が進化していくには、それまでの蓄積や経験を生かした、これまでの延長上にある「連続的な成長」と、何らかのイノベーションによる革新や転換など、従来の延長上にはない「非連続の発展」の両方が必要であると言われています。

 そして日本の企業は、一般に「改善」に象徴されるように前者は得意だが、後者が苦手だと言われており、現在のような転換の局面においては、特に後者が必要とされています。本日から我々の一員となる皆さんは、現時点では「経験はゼロ」。しかしこれは弱点ではなく、前例・習慣や常識にとらわれない強みであり、むしろ経験を積んだ先輩よりも斬新な発想ができるかもしれません。

 もう1つは「自分を磨く」ということです。当社に憧れて入社し、愛社精神をもって働くことも大切ですが、それはコーセーという看板やブランドに頼ることとは違います。まずは自分自身を磨くことを通じて、新たなコーセー像を自分が創っていくという気概を持ち、業務に取り組んでください。

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