Dear Laura、特殊原料使った独自の製品開発を推進

週刊粧業 2017年4月17日号 14ページ

カンタンに言うと

Dear Laura、特殊原料使った独自の製品開発を推進
 Dear Lauraは7年前よりネール関連製品およびアイメーク商材のOEM製造を手がけている。

 今春の組織改革ではR&D部門が製造部からの独立を果たした。竹本龍司専務はR&Dの戦略を次のように語っている。

 ――組織改革の内容をお聞かせ下さい。

 竹本 これまでは製造部の中に研究課と品質管理課があり、同じ人間が統括していたが、今年4月1日付で製造部から研究課が独立し、R&D部として研究開発に特化することになった。

 これまではお客様からの要望に応える形が中心だったが、これからは独自の処方開発も進め、当社から提案できる製品を増やしていく。

 R&D部は3名体制で、自社での処方開発はもちろんのこと、原料メーカーとの共同開発も行う。今後、専門学校などに求人を出すなど、来年は人員を増やしていく予定だ。



 ――R&D部として、海外進出に向けた施策はありますか。

 竹本 各国の法規制にあてはめて規制物質を使わない処方設計を進めている。コスモプロフなど海外の展示会の視察にR&D担当者が定期的に参加し、最近の傾向や新商品などを確認するよう心がけている。

 ――新生R&D部としては、どのような取り組みを推進していきますか。

 竹本 原料メーカーと協働で特殊な原料を使い、他社にはできない製品を開発していきたい。樹脂メーカーとの共同開発や、大学が開発した特殊な原料を用いた製品の開発も進めている。

 他社にはできないものづくりには、原料の開発から携わることが重要である。今後は、化粧品の垣根を越えた異業種とのやりとりも増えそうだ。

 各部門が専門分野に特化した形で業務を進めていくことになるが、週に1回、ミーティングを開いて現況を報告し合っている。

 R&D部にはできる限りの予算と人員を確保し、研究開発関連の設備も強化していきたいと考えている。
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