2017年の美容業界、単価アップが最重要課題に

週刊粧業 2017年5月1日号 1ページ

カンタンに言うと

2017年の美容業界、単価アップが最重要課題に
 矢野経済研究所が今年4月に発表した「理美容市場に関する調査(2017年)」によると、2016年度の理美容市場規模は、前年度比0.4%減の2兆1575億円と微減で推移した。

 このうち、理容市場が前年度比0.5%減の6408億円、美容市場が0.3%減の1兆5167億円となった。美容市場では、少子高齢化や人口減といった人口動態の変化により、顧客の減少が大きな課題となっている。

 加えて、来店サイクルの長期化や割引クーポン導入店舗の増加によって客単価が低下傾向にあり、高付加価値メニュー・サービスの開発や、カラーやパーマ、ケアなどカット以外の施術の提案が不可欠だ。

 また、業界を挙げて取り組んでいる店販品は、まだ美容室での売上比率は積極的に取り組んでいる店舗でも10%前後と、依然として厳しい状況が続いている。

30代以降のサロン利用回数が拡大
世代ごとの提案が顧客獲得のカギ

 全国理美容製造者協会(NBBA)が発表した「2016年度サロンユーザー調査」(全国の15~69歳までの女性で最近1年間に3回以上美容室を利用している者、n数=5300、インターネット調査)によると、最近1年間のヘアサロン平均利用回数は5.8回で、50代以上の層で平均利用回数が高くなり、60代では7.1回となった。

 時系列でみると、30代で平均4回から5回台にアップし、利用回数が上昇している。

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