SANSEI、CITE Japanで強みの海外容器を訴求

週刊粧業 2017年5月29日号 10ページ

カンタンに言うと

SANSEI、CITE Japanで強みの海外容器を訴求
 今期(2017年6月期)で創業50周年の節目を迎えるSANSEI(本社=東京都新宿区)は、韓国や台湾を中心とした海外容器の取り扱いを強みとし、現在、その売上比率は3割まで拡大している。2015年には海外容器の検品を強化し、品質維持・向上を目的に品質管理部門を立ち上げ、今年は2名の人員増強を行った。

 昨年9月には検品作業を行うクリーンブースを設置し、高品質の容器を揃えるなど、韓国や台湾をはじめとする海外容器に対する信頼向上に注力している。

まだ国内にないアイデアを紹介
韓国企業との共同開発容器が完成

 「CITE Japan」への出展は2回目という同社では、今回の出展によって三省工業から「SANSEI」へと社名を変更したことを認知してもらうとともに、海外容器を中心に、ユニークな形状や加飾などが特徴の、まだ国内には展開していない新しいアイデアの製品を紹介していく。

 同社ではこれまで海外企業のカタログをそのまま顧客に配布していたのを、今回の展示会に際し初めて海外容器カタログを作成し、英語表記を日本語に変更してわかりやすい構成にするなど、顧客が製品化するにあたって具体的なイメージがつきやすくした。

 それと連動して、展示ブースにおいても台湾や韓国を主とした海外容器を前面に展開する。これにより、国内顧客に対して改めて「海外容器といえばSANSEI」という認識を広めていく方針だ。

 さらに、同社が韓国企業と共同開発したレフィル対応型エアレスの「RDC容器」も披露し、詰め替え容器のニーズにも応えていく。レフィル容器は、コスト削減やエコ、手軽さといった観点から近年ニーズが拡大しており、同社にも要望が増えていたという。

 「最近は、通販を中心に1個分の価格でレフィルをつけて販売して割安感を訴求する『ワンプラスワン』の販売手法が注目され、それに伴い、レフィル部分だけ取り替えられる取り外し可能な容器へのニーズが高まっていた。今回共同開発を行った企業は、12年にわたって関係を築いてきて、信頼できる企業であることがわかっている。品質の担保としてクリーンブースでも検品を行い、より品質面での対応力も強化している」(菅野充昭社長)

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