ナユタ、新たに抗シワ化粧品グループを展示

週刊粧業 2017年5月29日号 20ページ

カンタンに言うと

ナユタ、新たに抗シワ化粧品グループを展示
 第1回より「CITE Japan」に出展を続けているナユタでは今回が8回目の出展となる。

 「毎回新たな出会いがあり、出展を続けている。以前に比べると出展社が増え、前回より外国人の来場者が目立つようになった。今回はさらに増えるのではないか」(山崎尋士社長)

 このような状況下、ブースに英語版の会社概要や資料を用意し、英語での応対もできるように配慮する。「長い目でみると日本は人口が減少していくので、海外市場は無視できない。アジアからスタートして将来的には他のエリアでも紹介できる機会を持ちたい」(山崎氏)という。

 展示ブースはシンプルな設えとし、同社の主力カテゴリーであるゲル化粧品をはじめ、化粧水、美容液、クリームといった20~30種類ほどの処方例を展示して自由に試せるようにする。

 壁面にはISO9001を取得した三郷工場の案内などをパネルで展示する。配布用のスキンケアサンプルセットは従来のものから中身を一部入れ替え、外装も変えたアップデート版を用意する。

 今回の展示で目玉となりそうなのが、抗シワ化粧品のグループである。

 「昨年後半から抗シワ化粧品が市場に出てきたこと、いい素材との出会いがあったことから処方開発を進めた。使用感は『なめらかでしっとりするが、べたつかない』という理想的な仕上がりにこだわり、高級化粧品に配合しても遜色のない内容にした。お客様が効果を期待できる内容や使用感を演出したい」(山崎氏)

 ゲル化粧品のパイオニアの看板を掲げてきた同社では、新ゲル化剤を使った処方開発を進めている。最近は天然由来や微生物由来のもの、非石油系でもある程度の固さが出せて特殊な使い方ができるゲル化剤が出回っている。様々なゲル化剤を吟味し、1つに絞り込んで開発を進める。

 新処方の開発においては、ベースとなる処方を起点に、使用感や香り、色など様々な角度でアレンジを加えていくことが多い。そうすることで短期間に効率よく処方開発ができる。次(第9回)のCITE Japanに向けてベースの新処方の開発も行っていきたいという。

 「今後はゲル化粧品のパイオニアという立ち位置を強く押し進める一方で、世の中の流れに対応しながらそれ以外の分野でも柔軟に対応していきたい」(山崎氏)
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