【百貨店の化粧品販売動向2017】上昇の波に乗り飛躍へ

C&T 2017年3月15日号 16ページ

カンタンに言うと

【百貨店の化粧品販売動向2017】上昇の波に乗り飛躍へ
 春節、百貨店化粧品売場は外国人旅行者で賑わいをみせた。しかしインバウンドだけで数字をとっているわけではない。

 日本人顧客の売上げも前年を超えている店舗も多い。国産ブランドがインバウンドの数字を上乗せする一方で、外資系は主にメークアップで売上げを伸ばした。

 デジタル施策が百貨店の敷居を低くし、インバウンドによる賑わい感も重なり、若年層がカウンターに足を運びやすくなったといわれている。

 上り調子のこの時期、百貨店とブランドはスクラムを組み、新客をホールドしていかなければならない。百貨店の取り組みを追った。

インバウンドは衰えを知らず
化粧品はもはや救世主的存在

 インバウンド消費に翳りが見え始めた2016年秋以降も、化粧品売場では確実に外国人旅行者による売上を拡大させた。

 おそらく控えめな予算を立てていた店舗が多かったのではないだろうか。

 日本百貨店協会がとりまとめた外国人観光客の売上高速報によると、2016 年1月~12月の年間総売上高は1843億6000万円(前年同月比5.3%減)と前年を割り込んだものの、化粧品を含む消耗品は566億8000万円(前年同月比55.3%増)を大きく躍進した。

 消耗品の売上が増えたのは、「富裕層からファミリー層に客層が移ってきたからではないか」(百貨店関係者)という見解もあった。

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