天真堂、新しいイノベーティブな商品開発に挑戦

週刊粧業 2017年7月3日号 21ページ

カンタンに言うと

天真堂、新しいイノベーティブな商品開発に挑戦
 鎌田勉氏は今年1月、医薬部外品OEMを軸に単品リピート通販のワンストップ総合支援事業を展開している天真堂へ入社し、現在は執行役員としてR&Dに加え、商品開発と品質保証の部署を統括している。

 ――これまでの職歴とご自身の強みをお聞かせください。

 鎌田 大学の修士課程で微生物関係の工学を学んだ後、1993年4月にポーラ化成工業へ入社し、メークアップ・ヘアケア・スキンケアといった多彩な剤型の商品開発を手がけた。

 処方開発だけではなく、商品の新たな価値を見出すために、論文発表や特許出願も同時並行で行っていた。

 その後、2005年2月にニベア花王に入社し、R&Dのマネージャーとして国内のみならずグローバル視点での商品開発に携わり、今年1月に天真堂に入社した。

 ポーラ化成工業では訪販をはじめ、様々なチャネルの商品づくりを経験し、ニベア花王ではスキンケアを中心とした商品づくりとマスマーケットのノウハウを得ることができた。これらの経験が、私の強みとなっている。

 ――天真堂に入社した経緯と、キーマンに選出されたポイントについてお聞かせください。

 鎌田 昨夏に弊社代表取締役・児玉和之に会う機会があり、ビジネスを拡大するための明確なビジョンと熱意に触れ、私が持つ知識がこれまで以上に活用できると考えた。

 さらに、新しいイノベーティブなモノづくりに挑戦したいという想いもあり、入社を決意した。

 OEM会社は世の中に沢山あり、その中でクライアントから選ばれるためには「売れる仕組み」を提供することも大事だが、第一に「オリジナルの光る商品」がなければならない。

 そのためにも、私がキーマンに選ばれたのではないか。

 ――キーマンとして、今後どのようなモノづくりを進めていきますか。

 鎌田 2020年を目途に、天真堂でしか作れない新たな素材と剤型の開発に着手し、オリジナリティを高めていく。

 R&Dでは、原料メーカーとの共同研究を行っており、今後は大学との産学連携にも取り組んでいく。

 また、特許出願や学会発表などを進めていき、若い人材を育成しながら新たな価値の創造にチャレンジしていきたい。
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