ネオネクリエーション、IFRA規制など安全性確保を徹底

週刊粧業 2017年7月24日号 8ページ

カンタンに言うと

ネオネクリエーション、IFRA規制など安全性確保を徹底
 フランスのフレグランス・コンタクト社の日本総代理店として、調合香料や天然香料などを幅広く展開しているネオネクリエーションは、香水やオードトワレなどのコスメ、ディフューザーやリフレッシャーなどの雑貨類、忌避剤をはじめとしたトイレタリーなど、様々な製品に対応している。

 香料では、年々厳格化するIFRA規制に対応するため、同社では、フレグランス・コンタクト社のシステムを活用し、規制原料か否かを判断できる体制を整え、香料採用時にはIFRA規制証明書を添付し、顧客に提出している。

 これに加え、化粧品に使用する香料は、日本化粧品工業会の求める40名のパッチテストを実施し、安全性の確保に注力している。

 最近は、IFRAによる規制の影響で、「香りの創造空間が歪な広がりになっている」(竹内昭夫社長)という。

 これまでは受け入れられなかったような個性が強い香りのシングルパワーノートフレグランスがイスラム圏の市場ニーズと重なり、世界規模で広がっている一方で、イタリアのブランドが牽引する、天然香料の個性を生かしたアロマセラピーのような香りがフレグランスロイヤルユーザーを中心にニーズが広がっているという。

 こうした状況下、日本の香り市場は天然香料によるリッチな香りや、天然原料で処方された上質なラストノートフレグランスを強く求めるユーザーと、ケミカルで創香されたフルーツノートやフローラルノート、ウッディーノートなどを好む層とで分かれ始めている。

 これに対して同社では、有名ラグジュアリーブランドの調香も手掛け、日本市場にも明るい調香師と提携し、希少な天然香料原料を使って、付加価値の高い高級感のある香りを提供できる。

 特に同社では天然原料のみを処方した調合香料「NATシリーズ」とEUが規制している26種のアレルギー告知成分を一切排除した「SAシリーズ」を要望に応じて創香しており、熟練した技術によって、香料の香りを100%製品に生かすことができる。

 同社では、フランスやイタリアの老舗企業とのつながりも深く、香料、容器、香水用充填加締機器、化粧品原料を一貫提供しながら、顧客ニーズへの対応力のさらなる強化を図る方針だ。
ホーム > 化粧品業界人必読!週刊粧業オンライン > ネオネクリエーション、IFRA規制など安全性確保を徹底

ライブラリ・無料
ダウンロードコーナー

刊行物紹介

定期購読はこちら
お仕事紹介ナビ

アクセスランキング

  • 日間
  • 週間
  • 月間
PDF版 ダウンロード販売
化粧品マーケティング情報
調査レポート
株式会社矢野経済研究所
pagetop