シンクタンクに聞く、越境ECの現状と展望

週刊粧業 2017年8月21日号 1ページ

カンタンに言うと

シンクタンクに聞く、越境ECの現状と展望
 近年は日本製化粧品の輸出(アウトバウンド)が増加し、中国市場への進出を図る手段として「越境EC」の注目が高まっている。

 そこで、化粧品・日用品業界における越境EC市場の最新動向と今後の展望について、富士経済の栗田洋一郎氏(東京マーケティング本部第二部課長)と、矢野経済研究所の浅井潤司氏(ライフスタイル&ビューティーグループ部長)に話を伺った。

中国向け市場が1兆円を突破
ビューティの構成比が30%超に

 富士経済が今年2月に発表した報告書「中国向け越境EC市場の実態と今後 2016」によると、日本からの中国向け越境EC市場(物販)は、2016年が613億元(1兆158億円)で、アメリカや韓国などを抑えて最大の規模になると見込んでいる。

 栗田氏は、市場が伸長している要因として「商品の選択肢がマタニティ関連製品以外にも広がりを見せているほか、天猫国際や京東全球購といった中国大手ECモールが国・地域別の専門館を開設し、サイトを強化したことでECの普及が進んだ。また、中国における物流面の課題も徐々に緩和されつつある」と説明する。

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