化粧品OEM業界、積極的な設備投資相次ぐ

粧業日報 2017年9月4日号 2ページ

化粧品OEM業界、積極的な設備投資相次ぐ
 国内化粧品市場は、外国人観光客によるインバウンド需要の拡大傾向が続いており、その日本製化粧品の人気はアジアを中心に海外にも広がっている。2016年は輸出額が輸入額を上回った。

 日本製化粧品の需要拡大を背景に、大手を中心とするブランドメーカー各社は、供給不足に陥らないよう、増産が必要な製品の製造を委託する、または、一部製品の開発・製造を委託するといった業務のアウトソーシング化を進め対応している状況だ。

 そのアウトソーシング先となる化粧品OEM各社は、積極的な設備投資を行うことで事業成長につなげており、OEM市場は拡大傾向にある。

輸出好調で増産の受け皿に、
工場新設・増設の気運高まる

 市場調査会社の矢野経済研究所の報告によると、2016年度の化粧品OEM(受託製造)市場は、前年比9.5%増の2631億円で大きく伸長した。経産省が発表した16年化粧品出荷額の伸長率(1.2%増)と比較しても伸長率は大きい。

 今後も成長市場であるとの見方を強め、17年度は7.1%増の2817億円、5年後の21年度には3474億円になると予測している。

 インバウンド拡大によって「日本製化粧品」のブランド化が進んでおり、ブランドメーカーは今後もアジアを中心に輸出強化を図るとともに、成長エリアへの現地法人化を進め、販路開拓、販売促進を推進していくと考えられる。

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