粧工連、「将来ビジョン2022」2期目の進捗を説明

粧業日報 2017年9月7日号 2ページ

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粧工連、「将来ビジョン2022」2期目の進捗を説明
 日本化粧品工業連合会(以下、粧工連)は8月25日、化粧品関連業界専門紙との懇談会を開催し、「化粧品産業の展望を見据えた日本化粧品工業連合会の将来ビジョン2022」の実現に向けた第2期3カ年(2016年~2018年)の取り組みの概要、活動実績、2017年度の計画について説明した。

 冒頭の挨拶で小林一俊会長(コーセー社長)は、「2017年上期の化粧品出荷統計によると、販売個数は前年同期をやや下回ったが、販売金額は前年同期を上回り、全体としては堅調に推移している。また、訪日外国人によるインバウンド消費に関しては、転売を目的とした大量購買はやや下火になってきたが、本来あるべき個人消費にシフトしつつあり、1人あたりの平均単価はやや減少したものの、順調な客数の伸びやモノからコトへといった消費の多様性により、継続的かつ安定的なインバウンド消費が形成されつつある。

 今後は、ますます目の肥えた海外のリピーターへ対応しつつ、インバウンド消費をきっかけにアウトバウンド消費につなげていくなど、一過性に終らせないことが重要になってくる。2016年度は化粧品の輸出額が輸入額を初めて上回り、化粧品産業が貿易黒字化するなど、その成果も徐々に出始めている。このことは、日本の化粧品の品質や安全性が国内外のお客様から高い評価をいただいている結果であり、大変心強く感じる。

 このように日本の化粧品産業は、ますます存在感を高めているが、それは同時に我々化粧品メーカー各社にとってはよりグローバル化、ボーダレス化が求められると同時に、最大の強みである商品の安心・安全、高品質を支える技術をより一層磨き上げ、世界の化粧品産業を力強くリードしていくことを期待されているといえる。こうした背景もあり、我々粧工連が現在取り組んでいる『将来ビジョン2022』においては、日本の化粧品業界のますますのグローバル化、ボーダレス化が中心的なテーマになっている」と語った。

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