ホシケミカルズ、今上期は海外・国内ともに好調維持

週刊粧業 2017年9月4日号 7ページ

カンタンに言うと

ホシケミカルズ、今上期は海外・国内ともに好調維持
 化粧品OEMを軸に原料販売や容器製造なども手掛けるホシケミカルズは、海外へのバルク輸出増に加え、国内において地方の行政機関や地域企業を中心に、全国各地の素材を活かしたご当地コスメOEMの受注増に伴って売上を伸ばしており、今上期(4月~)は好調だった前年同期と比べ微増で推移した。

 企画開発室広報の平地祥子氏によると、海外では特に中国に向けたスキンケア製品などのバルク輸出が好調で、前年同期比で約2倍に伸長したという。

 このほかにも、東南アジアや中近東諸国への輸出も概ね好調に推移し、今上期の売上を牽引した。



 一方の国内では、原料商社としてこれまで47都道府県ごとに各地の様々な素材を取り扱ってきた知見やノウハウを活かし、全国各地からのご当地コスメOEMへのニーズに幅広く対応したことで、「行政機関と地域企業から順調に受注が広がっている」(平地氏)という。

 また、今上期には新たに開発した「薬用美白オイル」の処方が医薬部外品として承認され、同品への引き合いが高まっている。

 今年5月に開催されたCITE Japan 2017では、1975年の創業から42年の歴史の中で同社が培った研究開発力と現代のトレンドや消費者ニーズを融合させ、ハイクオリティな商品を生み出す社内プロジェクト「ホシケミカルズODMプロジェクト」の開発商品を紹介し、「今回初披露したセラムローションとリポソームローションの2品に対し、早くも問い合わせが寄せられている」(平地氏)という。

 セラムローションはオイルと水の利点を兼ね備えた新感覚ウォータリーオイルを配合し、化粧水でありながらも乳液のような濃密な使用感を付与しつつ、みずみずしい保湿感とべたつかない快適な仕上がりを実現した。

 リポソームローションは、有効成分浸透技術(ナノリポソーム)により、ナノサイズのカプセル中に閉じ込めた美容成分をしっかりと肌の奧へと届け、内側から弾む肌へ導くという。

 「今下期に向けては、ヨーロッパとの輸出入の強化と沖縄充填工場の保税化の2点に注力し、さらなる成長を目指していく」(平地氏)
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