ホシケミカルズ、海外企業からの新規OEM受注が好調

週刊粧業 2017年10月2日号 11ページ

カンタンに言うと

ホシケミカルズ、海外企業からの新規OEM受注が好調
 化粧品OEMを軸に原料販売や容器製造なども手掛けるホシケミカルズでは、海外事業において「海外企業からのOEM受注」をメインに、「国内企業の海外向け商品企画・開発」「原料輸出」「インドネシア容器製造工場の活用」などの取り組みを推進している。

 同社では、1996年にインドネシアで容器製造工場を建設したのを機に海外専門部署の体制を強化し、その後は20年以上にわたって中国や台湾、シンガポールなどのアジア圏からスキンケアを中心に、メークアップや健康食品などのOEM依頼が活発化している。

 企画開発室広報の平地祥子氏によると、海外専門部署のスタッフが直接現地に足を運び、売場を見てトレンドを肌で感じてから商品提案を行うことによって、「相手先との関係性がしっかりと構築され、最近では現地企業からの新規紹介が着実に増えている」という。

 同社では、現地企業とのOEMを通じて様々な国のトレンドやニーズを把握し、こうしたノウハウを国内企業の海外向け商品の企画・開発に活用している。

 原料輸出に関しては、タイやベトナム、韓国などから、マリンプラセンタやマリンコンドロイチンといった日本で製造・抽出した化粧品・健康食品原料への引き合いが特に高いという。

 インドネシア容器製造工場の活用に関しては、従来まで容器製造を中心に展開してきた同工場で、メークアップ製品の一部充填・仕上作業の実績を重ねている。

 「日本に容器を輸入して製造するよりも、日本で中身を作り、充填をインドネシアで行うほうがコストメリットを提供できる。また、お客様によっては日本よりもインドネシアから輸出するほうが地理的に近く、スムーズに納品できるというメリットもある」(平地氏)

 今後の取り組みとしては、「ヨーロッパとの輸出入強化」を掲げ、イタリアやフランスなどの現地展示会へ積極的に出展していく方針だ。

 既に今年3月にはイタリアの展示会「コスモプロフ・ボローニャ」に初出展し、今年10月にはフランスで「コスメティック360」に出展する。
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