ハリウッド、酵素パックを軸に新客にアプローチ

C&T 2017年9月15日号 82ページ

カンタンに言うと

ハリウッド、酵素パックを軸に新客にアプローチ
 ハリウッドでは、1960年に代表ブランドとなる「オーキッドシリーズ」を発売し、化粧品メーカーとしての色を強めていった。

 近年、新スキンケアシリーズの「AUSE(オウセ)」の発売や、往年のエイジングケアシリーズ「BELAGE(ベルアージュ)」のリニューアルなど、ブランドのテコ入れが行われ、ハリウッド化粧品の新たなブランディングがはじまっている。

 化粧品専門店との結びつきが強い同社の取り組みについて、八木奨二取締役執行役員営業本部長兼海外事業部長と窪小谷淳一研究開発室マネージャーに伺った。

専門店との取り組みは20年前から
一般流通へ販路を広げ認知度拡大 

 ――化粧品専門店との取り組みを強化した経緯について教えてください。

 八木 もともと美容室とのつながりが強かったが、「オーキッド」シリーズをはじめとするスキンケアブランドの販売網を広げるために選んだ販路が化粧品専門店だった。

 特に「酵素パック」は肌のコンディションに合わせ、粉末状の酵素を配合した「マスク」の量を調整しながら、「ピックアップクリーム」と混ぜ合わせて使う製品だ。

 そのため、使用法をお客様に理解いただくための説明とカウンセリングが必須であり、高い技術力と接客力を有する化粧品専門店との取り組みが、再販制度が廃止された1997年頃からはじまった。

 1997年には「ナチュラルEX」を発売し、スキンケアカテゴリーの展開アイテムを拡充した。

 ――展開店舗の基準などはありますか。

 八木 当時からハリウッド化粧品自体を差別化ブランドにするため、1つの地域商圏の中でカウンセリング力や接客力といった技術に秀でた店舗に絞り展開している。これにより、近隣店同士で利益の奪い合いにはならず、商圏が確立する。

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