アルビオン、イグニスを五感・素材・体験を柱に提案

C&T 2017年9月15日号 78ページ

カンタンに言うと

アルビオン、イグニスを五感・素材・体験を柱に提案
 アルビオンは、1996年11月1日、女性のスキンケアニーズに応え、植物の持つ力に着目したナチュラル志向のスキンケアブランドとして「イグニス」を立ち上げた。

 「今日の肌」だけでなく「明日の肌」を見つめ、植物のエネルギーを取り入れることで肌本来が持つ力を高めて美しさを引き出すというコンセプトは、それまでの同社のブランドとは方向性の大きく違うものとなった。

 イグニス事業部の四ノ宮典幸ゼネラルマネージャーに話をうかがった。

「自然派志向」を捉えるためデビュー
心と肌にアプローチする独自コンセプト

 ――イグニスの沿革について教えてください。

 四ノ宮 化粧品の再販制度が翌1997年に全廃となることが決定し、いよいよ化粧品業界でも価格競争が始まることが懸念されている中、お客様を専門店に呼び、固定化するためのブランドとして発売した。

 もともと当社では一流のお店様のみとお取引しており、その中から特に興味を持っていただいたお店様と組むことで「イグニス」を差別化ブランドとして地位を確立し、よりお店様とお客様との絆を強固なものにしようというねらいがあった。

 ちょうどこの時代からナチュラル・オーガニック市場が形成されはじめ、この層を取り込むためのブランドとしてデビュー、育成した。

 無名ブランドをご紹介いただくため、お店のスタッフ様の教育にも時間と手間がかかる。そうした要素なども踏まえて高利益率にしている。

 発売から11年後の2007年9月18日、10年、20年先のお客様のご満足を考えたブランドとして全面リニューアルを実施した。これが現在の「イグニス」だ。

 現在、アルビオンを扱っているお店は約1450軒、その中で「イグニス」は600軒ほどと、アルビオンの半分以下のお取引店数となっている。

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