コスメティック・アイーダ、東北地方最大級の化粧品工場を竣工

粧業日報 2017年10月20日号 5ページ

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コスメティック・アイーダ、東北地方最大級の化粧品工場を竣工
 コスメティック・アイーダ(本社=神奈川県大和市)は、昨年6月から着工していた「宮城本工場」(宮城県亘理町)の新設工事を終え、10月17日に竣工式・開所式を開催した。

 当日は川端章好宮城県副知事をはじめ、取引先や地元関係者ら62人が出席し、新工場の門出を祝った。

 開所式で主催者挨拶に立った会田康二会長は、「新たな本工場のもと、安全・安心をモットーに生産性を向上しつつ、環境・衛生面においても充実させ、さらに安全で安定した化粧品を生産していく。被災後はお客様に多大なご迷惑をお掛けしたが、本日の竣工式を1つの節目として、社員共々皆様の期待に添うよう一層の努力を重ねていく」と述べた。

 来賓を代表して登壇した川端副知事は、村井嘉浩県知事からのメッセージを代読し、「コスメティック・アイーダ様は、創業当初から宮城県内(亘理町・山元町)に生産拠点を設けていただいている。今年8月には、先の東日本大震災で甚大な被害を受けた山元町の仙台第二工場が生産能力を拡充して再開され、さらに本日、東北最大級の化粧品生産拠点となる宮城本工場が竣工された。これにより、地域経済の活性化や地元雇用の創出はもとより、沿岸被災地の復興にさらに弾みがつく。新工場では、産学官連携の商品開発による宮城県特産の原料を利用した新商品の製造も行われると聞き、宮城県ならではの魅力ある製品を発信していただけるものと期待している。今後はコスメティック・アイーダ様の宮城本工場が円滑に操業できるよう、県としても亘理町と連携し、全力で支援していきたい」と挨拶した。

 竣工式・開所式の後に開催された直会(なおらい)では、神谷文夫社長が冒頭で挨拶に立ち、「宮城本工場は11月1日の稼働を目標としており、お陰様で既にたくさんの企業から引き合いをいただいている状況だ。今回、大成建設様が立派に建築していただき、本当に多くのお客様から新工場に対して外観から内部に至るまでお褒めの言葉をいただいている」と喜びを語った。

 宮城本工場は、これまでに医薬品工場で160社800件の施工実績を誇る大成建設の豊富なノウハウをもとに、生産される化粧品の品質を高める高度な製造環境を構築し、来秋にはISO22716の取得を目指す。

 新工場概要/住所=〒989-2324 宮城県亘理郡亘理町逢隈高屋字堂田42-4(亘理中央工業団地内)▽敷地面積=2万2000㎡▽建築面積=4464㎡▽生産品目=ファンデーション製品(粉製品除く)、ポイントメーク製品(粉製品除く)、サンケア製品、スキンケア製品、ヘアケア製品、ボディケア製品▽生産能力=内容物4.5t/日、充填数5万個/日
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