2017年 オーラルケア市場、高付加価値化進み伸長続く

週刊粧業 2017年10月30日号 1ページ

カンタンに言うと

2017年 オーラルケア市場、高付加価値化進み伸長続く
 2017年1~8月のオーラルケア市場規模は、前年同期比1%増の約1547億円(メーカー調べ)となった。

 ハミガキが前年比2%増の約630億円、ハブラシが同1%減の約356億円、液体が同3%増の約214億円、フロス&ピック等のデンタル用品が4%増の約121億円、マウススプレー等の口中ケア用品が2%減の約50億円、義歯用品が前年並みの約176億円となっている。

 単価に関しては、いずれのカテゴリーでも前年並み~伸長傾向にあり、2017年のオーラルケア市場も昨年に引き続き拡大が見込まれる。11月8日の「いい歯の日」を前に、各社の動向をまとめた。

残存歯数が増え悩み多様化
ハミガキは高価格市場が拡大

 日本歯科医師会と厚生労働省が推進している「8020」運動により、高齢者の残存歯数が増え、2011年の調査時には60歳以上で歯が20本以上残っている人の割合は40%程度だったが、2016年には51%と10P以上数値が上昇した。

 その一方で、歯が残っている分、歯周病リスクも高まっており、口腔内の悩みが多様化し、今まで通りの習慣では十分にケアができなくなっている状況にある。

 近年、メーカーや歯科医師、行政などが継続的に行っているオーラルケアの啓発活動により、生活者のオーラルケア意識は格段に向上している。

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