ふきとりvsブースター、「ひと手間美容」で成長余地を開拓

C&T 2017年6月15日号 22ページ

ふきとりvsブースター、「ひと手間美容」で成長余地を開拓
 より高い機能価値への化粧品ニーズが高まる中、使用する化粧品の効果を最大限に高めるための「肌の基礎・土台づくり」が注目されはじめている。

 その基礎・土台づくりを担うアイテムとして、「ふきとり化粧水」と「導入美容液(ブースター)」が名乗りを上げた。ふきとり化粧水は、発売120年の「オイデルミン」(資生堂)に代表されるように市場としての歴史は長い。

 一方の「ブースター」は「時短・多機能」トレンドを牽引するオールインワンゲルの浸透性を高めるプラス1品として台頭してきた、いわば新興カテゴリーだ。

 それぞれの市場の歴史や成り立ちは異なるが、洗顔後の肌に使用することで肌(の土台を)を整え、次に使用するスキンケアの効果を最大限高めるという使用目的では共通点が多く、どちらもスキンケアに欠かせないアイテムとしての定着化が期待される。

多機能化で「ふきとり美容」が再脚光
日本の美容習慣として海外からの注目も

 2つのカテゴリー市場の調査を行っているTPCマーケティングリサーチ(旧・総合企画センター大阪)によると、「ふきとり化粧水」は、年間2800億円(2016年度)の化粧水市場の中で売上構成比6.4%(178億円)を占める。

 市場規模はまだ小さいものの、14年度から4%前後の伸長率をキープしており、「化粧水市場の中で着実に『ふきとり』の位置づけが高まっている」と松本竜馬マーケティングリサーチ事業部長は語る。

あと70%

C&Tの有料プラン(制限なし)をご契約の方のみ閲覧可能です

  • PC、スマホからいつでも
  • WEBでかんたん記事検索
  • お手元に届く紙面版も販売
有料プランについてはこちら
ホーム > 化粧品業界人必読!週刊粧業オンライン > ふきとりvsブースター、「ひと手間美容」で成長余地を開拓

ライブラリ・無料
ダウンロードコーナー

刊行物紹介

定期購読はこちら
お仕事紹介ナビ

アクセスランキング

  • 日間
  • 週間
  • 月間
PDF版 ダウンロード販売
化粧品マーケティング情報
調査レポート
株式会社矢野経済研究所
pagetop