ライオン、ビタミンA配合点眼薬のドライアイへの有効性を発見

粧業日報 2017年11月30日号 4ページ

ライオン、ビタミンA配合点眼薬のドライアイへの有効性を発見
 ライオンは、点眼薬中に溶解しにくい有効成分「ビタミンA(レチノールパルミチン酸エステル)」を微粒子として均一に分散させることにより、高い有効性を発揮させる技術について基礎研究を行ってきたが、今回、新たに開発した点眼薬が、ドライアイ患者に対する有効性を向上させることを発見した。

 従来、OTC点眼薬においてドライアイの主症状である「目のかわき」に対する治療薬は、無機塩類を有効成分とし、一時的に涙液を補充する「人工涙液」のみにとどまっていたが、今回開発された点眼薬はドライアイ症状を根本的に改善できる点が画期的だという。

 ドライアイ有訴者は国内に約2000万人いるといわれる中、コンピューターを用いた作業の増加、スマートフォンの普及、高齢化によりさらに増加することが予想される。

 現状においては、点眼薬の市場規模720億円のうち、ドライアイ関連点眼薬の市場規模が約40億円とそれほど大きくないものの、「新たな技術が導入されることにより、さらなる市場の活性化が期待できる」(薬品研究所 田端照人主任研究員)としている。

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