ウエニ貿易、メンズ製品の売場提案強化

C&T 2017年9月15日号 24ページ

ウエニ貿易、メンズ製品の売場提案強化
 ウエニ貿易ではプライベートと、正規販売代理店を担う多数のフレグランスブランドを取り扱う。

 同社の強みの1つに、豊富な品揃えの中からデータ分析に基づいて各店舗の売れ筋を選出する売場提案がある。

 今春には同社初のキャラクターフレグランス「ビールーティーン」がヒットし、その売上計画を上方修正するに至った。

 今秋はその第2弾が加わる。メンズフレグランスの提案を強化する計画であり、大型新製品の投入も控えている。昨年12月にはオウンドメディアも開設し、香水ユーザーの育成に努めてきた。

 小渕清次執行役員コスメティック事業部統括部長はフレグランスビジネスの戦略について次のように述べている。

売れ筋80型を定番品として提案
「ビールーティーン」は第2弾も

 この1年を振り返ると独自の売場提案が奏功しているのがわかる。

 「当社ではアクリル什器を使ったフレグランスコーナーで売れ筋80型を提案する売場展開を平均的なスタイルとする。店頭販売のデータベースをもとに、商品の並べ替えを行う。このデータは旗艦店数店舗で収集し、売上的に好結果が出ればその周辺の店舗はその棚割を採用している。そのような地道な活動が奏功し、継続的な売上につながった」

 この什器は商品の動きをみながら随時商品の配置を変更することができる。その結果次第で売上が上下することもあり、今後もこの取り組みを強化していく。

 同社がセレクトした売れ筋80型はいわば定番商品であり、店舗の売上を平均すると前年比8%増で推移している。これに年3回フェアを実施することで売上をさらに上乗せする形で伸ばしてきた。

 卸機能や代理店販売も担うため、取扱商品の層は厚い。最近の動きをみるとレディスでは「プラダキャンディ」「コーチ」「サムライウーマン」が健闘した。今後は「フェラガモシニョリーナインフィオーレ」も推奨していく。レディスは中価格帯の商品を集積提案することで、さらなる売上拡大をはかる計画だ。

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