東洋新薬、機能性表示食品の品目数が拡大

週刊粧業 2018年1月1日号 85ページ

東洋新薬、機能性表示食品の品目数が拡大
 東洋新薬は近年、機能性表示食品市場が活況している状況を受け、ヘルスクレームや関与成分の品目数の拡大を拡大している。現在、同社が取得しているヘルスクレームは100品目(2017年11月30日時点)にのぼり、業界でもトップレベルを誇る。

 もともと、同社は特定保健用食品(トクホ)の許可取得数においてもトップとなっており、これまでトクホ分野で培ってきた研究開発力や申請時のノウハウを機能性表示食品分野でも活かしているという。

 最近は、「健康寿命延伸」や「QOL(生活の質)の向上」といったことが日本社会全体の課題として注目され、生活者の健康への意識が高まっている。

 特に機能性表示食品は、「メタボケア」「ロコモケア」「QOLの向上」「スキンケア」など日常生活により近づいて生活者の健康への意識を高める訴求が可能なことから、今後ますます市場が拡大することが予測される。

 こうした状況にいち早く対応してきた同社では、現在「葛の花エキス」「フラバンジェノール」「ターミナリアベリリカ」など独自性の高い素材を活用し、機能性表示食品の受託製品を様々に揃えている。

 同時に、同社は化粧品の受託製造も手掛けているため、化粧品と健康食品・サプリメントを連動させた内外美容提案も得意としている。

 中でも同社の代表的な原料でもある「フラバンジェノール」や、スキンケアに関連する美容機能が確認されており、健康を訴求するサプリメント、美肌を訴求する化粧品の両方から提案している。

 「健食と化粧品を同一ブランドで展開し、内外美容を打ち出せばブランドの付加価値を高めることができる。最近は健食メーカーが新たに化粧品を始める事例も増えており、内外美容への関心が高まっている。そうしたニーズに対応できるよう、素材の探求・開発やエビデンスの取得などを引き続き強化していきたい」(同社)

 今後、機能性表示食品市場はさらなる拡大・活性化が期待できるといい、同分野ならではの「QOLの向上」といった、トクホでは訴求できなかった機能やヘルスクレームの取得に注力していく。

 また、化粧品と健食の受託製造を行う強みを最大限活用し、顧客の様々な依頼に対応できるよう、新たな製剤技術や剤型の開発も強化していきたいとしている。

 「当社では、受託業界で№1となることを目標に掲げているが、品質の高さなしには達成できない。高品質を保ちながら、新しい製剤、新しいヘルスクレームを増やし提案力を高めることが重要だ」(同社)
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