伊勢半、うす塗りから厚塗りまで変幻自在

週刊粧業 2018年1月1日号 64ページ

伊勢半、うす塗りから厚塗りまで変幻自在
 伊勢半は2月1日、ダイヤルで3段階の液量調節ができる「ボリュームコントロールマスカラ」(2色各5g1200円)を発売し、セルフ市場では初となる新機能製品で売上増大を狙っていく。

 好調が継続しているブランド「ヒロインメイク」から発売する。2015年に発売して大ヒット商品へ駆け上がった「第3のマスカラ」があり、2匹目のドジョウを狙っているという。

 同商品は底面にあたる部分に鍵に似たダイヤルがあり、これを回すことで付き過ぎない「Natural」から中間の「Volume」を経て、たっぷり盛れる「Full Volume」までを選べる仕様となっている。

 開発本部 デジタルマーケティング広報・宣伝部は、開発の背景について「最近の女性はTPOなどに応じ、日によってメークを変えている。マスカラのボリュームも使い分けている」と掌握したことが出発点だったと説明している。

 また、「上まつ毛と下まつ毛で、ボリュームを変えたい人は結構多い」(広報)と判明したうえ、さらには「重ねるとダマになってしまう悩み」に行き当たって本品に舵を切ったという。

 2018年の柱に挙がっている同商品に関し、同部は一般顧客の「インサイトにマッチした商品」と特段の自己採点を下している。

 思いは、実際に購入してくれた愛用者に届くかもしれない。
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