資生堂ジャパン 杉山社長、PDCAを可視化できる組織体制へ

週刊粧業 2018年1月1日号 10ページ

カンタンに言うと

  • この1年間のさまざまな取り組みに対する成果、課題などをお聞かせください。また、2018年度の戦略や取り組みについてお伺いします。
  • この1年は、活動の質やこれまでの概念を変える取り組みを進めてきましたが、手応えについてはいかがですか。
  • 「エリクシール 美容濃密リンクルクリーム」が話題となり、事業・チャネル横断型という新しい点が注目を集めました。
  • 「表情プロジェクト」はとても印象的でした。改めてこの狙いについてお聞かせください。
  • 次に、課題についてお聞きします。
  • 続いて化粧品専門店チャネルにおける抱負をお聞かせください。
  • 最後に2018年度の取り組みについてお聞かせください。
資生堂ジャパン 杉山社長、PDCAを可視化できる組織体制へ
 2017年度、資生堂ジャパンは新たに杉山繁和氏が代表取締役執行役員社長に就任した。杉山社長は「お客さま(生活者)があらゆる生活場面で好きな時に、好きなように、ブランドを通じた化粧体験を楽しめることを実現する」を「VISION」とし、「国内化粧品マーケット№1の地位を確立し、日本で最も魅力あるビューティーカンパニーになる」という「MISSION」を掲げスタートを切った。

 スタートから1年が経過し、2017年度を振り返って見えてきた成果や課題、2018年度の取り組みについて、杉山社長にインタビューを行った。

「お客さま起点」の活動へのシフトで
肌3分野中心に実績も好調に推移

 ――この1年間のさまざまな取り組みに対する成果、課題などをお聞かせください。また、2018年度の戦略や取り組みについてお伺いします。

 杉山 さて、昨年の1月に資生堂ジャパンの社長に就任し、まず目指すべき「VISION」として「お客さま(生活者)があらゆる生活場面で好きな時に、好きなように、ブランドを通じた化粧体験を楽しめることを実現する」を掲げ、「国内化粧品マーケット№1の地位を確立し、日本で最も魅力あるビューティーカンパニーになる」という「MISSION」を表明しました。そして「本業に集中する」「本業を変えていく」「必ず勝つ」の3つの宣言を掲げ、この1年さまざまなことに取り組んできました。

 中でも「肌3分野」(スキンケア・ベースメークアップ・サンケア)に集中して取り組むことに注力しました。その理由は、この3分野は、利益率やリピート率が高い領域であり、技術力や開発力において当社の優位性を十分に発揮でき、利益を生み出すことのできる領域だからです。さらに、そこで得た原資を再投資につなげることも狙えます。

 この分野で勝つためには、「お客さま(生活者)があらゆる生活場面で好きな時に、好きなように、ブランドを通じた化粧体験を楽しめることを実現する」という「VISION」に則した活動をしていくことが重要です。

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