天真堂、TEN-DDSを採用した医薬部外品OEMの提案に注力

週刊粧業 2018年1月22日号 5ページ

天真堂、TEN-DDSを採用した医薬部外品OEMの提案に注力
 医薬部外品と機能性表示食品のOEM事業を展開する天真堂は、今展示会で最大規模となる6小間のブースを会場中央に構える。今回は同社が独自開発し、水溶性の有効成分を肌へ急速に浸透させる新たな経皮吸収システム「TEN-DDS」(特許出願中、下図参照)を採用した医薬部外品OEMを中心に提案する。

 ブースではこのほか、クライアントの通販ビジネスを成功させるために戦略立案から商品開発、広告代理、コールセンター、物流、カートに至るまでの全てをワンストップでサポートする「TTSP(=天真堂トータルサポートパッケージ)」などもアピールしていく。児玉和之社長に、今展示会の見どころやポイントを聞いた。

戦略立案から製造
物流まで通販ビジネスの成功を全面支援

 ――今回の主な展示内容をお聞かせください。

 児玉 「TEN-DDS」では、従来の技術で肌に浸透しにくかった水溶性の有効成分に油溶性を付与し、角層との親和性を高めて有効成分が透過しやすいバランスに調整することにより、経皮吸収を促進する。

 実際にヒト・表皮細胞を培養した「3D培養皮膚モデル」を用いて行った経皮吸収試験では、有効成分のトラネキサム酸が、急速に透過される様子が確認された。



 育毛剤や美白化粧品などの医薬部外品で使用される水溶性の有効成分に「TEN-DDS」を応用することで、有効成分をこれまで以上に素早く肌へ浸透させることが可能になり、同じ原料でも処方を変えることでより高い効果が期待できる。

 当社では現在、有効成分の浸透に関して「TEN-DDS」に次ぐ新たな処方開発が進んでおり、デオドラント効果を高める「TEN-DEO」と、ニキビケア効果を高める「TEN-ACNE」を独自開発し、いずれも今春に特許申請を行う。

 今展示会では、こうした当社独自の浸透技術を応用した新たな医薬部外品OEMを中心に提案していく。

 ――今展示会ではこのほかにも、どのような点が見どころになりますか。

 児玉 化粧品開発展は今年で2回目の出展になるが、今回から初の試みとしてセミナーを行う。展示会最終日の26日(金)の13時からセミナー会場Fで開催する。

 ここでは、累計売上高20億円超の実績を誇る当社通販のノウハウから、通販ビジネス未経験のクライアントを3年で3億円の売上に導いた実例をもとに、「売れる商品開発」「売れる戦略・制作」「売れる仕組み」をワンストップでサポートするTTSPサービスについて紹介する。

 当社はモノづくりを含む通販に必要な機能の全てを請け負うことができる日本で唯一の化粧品OEMメーカーであり、セミナーとブースでは通販ビジネスの成功を全力でサポートするための当社のツールをしっかりとアピールしていきたい。

 また、通販での商品開発に特化してきた当社だが、ドラッグ&バラエティ向けのスキンケアブランド「sakuraim(サクライム)」(写真)の投入を皮切りに、エステサロン業界初の機能性表示食品「HESPERIDIN(ヘスペリジン)」、理美容業界向けの新ネットワークシステム「CNB」など、あらゆる販路で展開している自社NBをブースで紹介する。

 店販ノウハウを蓄積し、既存クライアント企業の販路拡大や海外進出を強力にバックアップしていきたい。

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