グラセル、次世代を切り開く化粧品容器会社へ

週刊粧業 2018年1月22日号 6ページ

グラセル、次世代を切り開く化粧品容器会社へ


タイも展示会を軸に顧客開拓
国内は供給体制強化へ投資

 海外生産拠点であるグラセル・タイランドは、金型製作からインジェクション・インジェクションブロー成形、ダイレクトブロー成形(多層含む)、蒸着・塗装、印刷・検査までの一貫生産体制が整う。設立後はタイで開催される国際見本市「COSMEX」に毎年出展しており、企業認知の向上を図っている。

 谷村代表は、「Cosmoprof」をはじめ他の海外見本市への出展も視野に入れていることを明かし、「その前段階として需要過多の状態にある国内の供給体制を強化しておかねばならない」と話す。

 国内では、大ロット受注が増え続けていることから、昨年は本社近くに新たに約850坪の倉庫を設けたほか、東大阪市内の倉庫兼配送センターに検査ラインを2ライン導入。さらに、今年は関東にも検査ラインを導入する倉庫を設ける計画だ。

 国内における受注体制の基盤を強固にするため、協力工場に対しては、成型機や印刷機などの設備増強を支援している。

 谷村代表は「生産力増強に向けた抜本的な対策に容器業界全体で取り組む必要がある。引き続き先陣を切る覚悟で、生産増強につながる支援を行っていく」と述べ、倉庫新設を計画する東日本エリアでも新規協力工場先を探すという。
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