ビタミンC60バイオリサーチ、フラーレン新原料や最新データを紹介

週刊粧業 2018年1月22日号 10ページ

ビタミンC60バイオリサーチ、フラーレン新原料や最新データを紹介
 ビタミンC60バイオリサーチは、昨年発売した新たなフラーレン原料「サンガードフラーレン(SF)」と「ヘアシャイニーフラーレン(HF)」を軸に、「第8回化粧品開発展」において、全6種類に拡大したフラーレンを紹介する。

 特に新製品となる「SF」「HF」の2品は、フラーレンの用途の裾野を広げることから、同社では2018年も拡販を強化していく方針だ。

 一方で、ファンデーションやメークアップアイテムに好適な「ヴェールフラーレン(VF)」の引き合いが高まっていることから、同製品に関する最新の機能性評価データも紹介していく。



 「VF」は、これまでアンチポリューション(抗大気汚染)が示唆されてきたが、臨床データは取得していなかった。そこで、今回は「皮脂の酸化」に着目して臨床試験を行った。

 その結果「VF」は、ヒトの皮脂の酸化を抑制し、毛穴の肥大を抑えるなど、見た目での効果も確認された。

 最近は業界内におけるフラーレンの認知度が上がり、製品への採用数も増えているが、一般認知の拡大が今後さらなる製品化を推し進める鍵になるとして、同社ではここ数年、一般向けプロモーションも強化している。

 その1つが、同社が開設したWebサイトの「フラーレン美ラボ」だ。現在、フラーレンの美容情報や配合化粧品の紹介を中心に、美容に興味・関心の高い生活者に向けてコンテンツを提供している。

 よりフラーレンを身近に感じてもらうためのコンテンツとして、一般の女性132名にフラーレン配合化粧品を使用してもらい、その体験レポートをまとめた。同時に、体験者には自身のブログやSNSに使用した化粧品のレビューなどを投稿してもらい、情報の拡散を図った。

 「この企画を機に、徐々に全体のPV数も上昇した。さらなる一般認知拡大に向け、ページ数やコンテンツ数の拡充に努めたい」(林源太郎社長)

 今回の化粧品開発展では、フォトスポットを設置し、来場者が楽しみながらフラーレンについて知ることができるブースを展開する。当日は、インフルエンサーも招待する予定で、フォトブースで撮った写真をSNSに投稿するなどして、女性へのアプローチを強化していく。

 また同社は、2017年からアメリカの原料メーカー・Nexthia社とae chemie社の日本代理店として、化粧品原料の取扱いを開始している。今回の展示会ではこれらの原料を紹介するとともに、フラーレンと組み合わせた処方の提案も行う予定だ。

 1月25日にはセミナーD会場において「フラーレン新原料と新データ紹介」をテーマにセミナーを行い、26日にはセミナー会場Eでフラーレン新原料に加え、既存原料の特徴やメカニズムについて改めて紹介する。
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