アイスタイル、2018年6月期第2Qは大幅増収増益

訪販ジャーナル 2018年2月12日号 1ページ

2018年2月13日 12時00分

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 アイスタイルの2018年6月期第2四半期決算は、化粧品・美容総合サイト@cosmeを軸にした「On Platform事業」をはじめ全ての事業で増収を達成し、売上高が前年同期比64.4%増の138億5100円、営業利益が65.9%増の12億1300万円、経常利益が76.0%増の12億4900万円、当期純利益が47.3%増の6億9900万円で2ケタ増収増益となった。売上総利益は46.2%増の67億5400万円、販売管理費は42.4%増の55億4100万円だった。

 吉松徹郎社長は、決算説明会で「2020年度までの中期経営計画をスタートして1年半が経過し、最終目標に向けて取り組んでいる投資策に手応えを感じ始めている」と半期を振り返り、各事業部の業績とともに今後の取り組みを説明した。

新BtoBサービスで最先端の
情報発信メディア運用

 「On Platform事業」は、主軸のBtoBサービスが売上構成比45%を占める上位15社を中心に成長し、売上高が9.3%増の36億4500万円、営業利益が12.5%増の14億100万円となった。吉松社長は、BtoBサービスについて「堅調に伸びてはいるが、広告領域を中心にしたサービスにとどまっている。今後はグループ全体のデータベースを活用した『Enterprise SaaS(エンタプライズ サース)』を大きく成長させ、広告に次ぐ収益の柱にしていきたい」と述べ、その第1弾としてブランドのマーケティングプロセス全体を支援していく月額固定課金サービス「ブランドオフィシャル(仮称)」の提供を4月より開始すると発表した。

 「ブランドオフィシャル」は、@cosmeをはじめグループのデータベースを活用することで、情報発信やパーソナライズ配信、ユーザー分析・把握、自社や他社、ブランドの情報収集などを手軽に行うことができる。サービス利用は月額50万円からとし、従量課金も取り入れる。

 開始後は既存のビジネスユーザー約600ブランドに対し「ブランドオフィシャル」への乗り換えを促し、来期以降に新機能を付与してサービスの質向上につなげながら、2020年度までに800ブランドとの契約を目指す。

 プレミアム会員の月額課金を中心にしたBtoCサービスは、2Qが前年同期比13.0%減となり1Qにつづき減収となったが、「下期でのリニューアルを予定し、来期以降に積極的なプロモーションを行う」という。

 事業基盤となる「@cosme」の月間ユニークユーザー数は1620万人(17年12月)、会員数は450万人(同)で安定的に増加している。昨年12月にはユーザー向けアプリ(@cosmeアプリ)をリニューアルしており、下期はユニークユーザー数の伸びにアプリが寄与してくる見通し。新アプリでは、ヨガインストラクターやヘアメークアップアーティストといった美容のスペシャリストや連携する化粧品小売店(1万4000店)などの美容事業者とユーザーのつながりを強化する機能を追加している。

 そのリニューアルと同時期に、美容スペシャリスト向けアプリ「@cosme PRO」もリリースしている。第1弾として個人で活動しているスペシャリスト向けアプリの提供からスタートした。フォロー機能のほかメッセージ機能や予約機能を設けてリアルだけでなくネットでもつながることで新しい関係性を提案する。今後はサロン、店舗、ブランドのプロ向けアプリを展開し、美容に関わるすべてをつなげるプラットフォーム構想の実現化を目指す。

 さらに、美容業界のリーダー層向け新サービスとして、美容業界の最新技術など世界中のビューティイノベーションを深く掘り下げて情報配信するメディア「Beauty Tech.jp」の運用を3月1日より本格的に開始する。

 「テクノロジー」「マーケティング」「サイエンス」「ビジネス」などのカテゴリーに精通した国内外の著者で構成し、月20本程度の配信を予定している。有料課金制への移行や英語版のリリースも検討しているという。

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