ホシケミカルズ、群馬工場の製造室新設で生産能力倍増

週刊粧業 2018年2月26日号 12ページ

ホシケミカルズ、群馬工場の製造室新設で生産能力倍増
 化粧品OEMを軸に原料販売や容器製造なども手掛けるホシケミカルズでは、市場環境の変化対応としてハード(製造体制)・ソフト(付加価値提案)両面の強化に取り組む。

 その具体的な事業展開について、川島勝郎社長に話を聞いた。

 ――ハード・ソフト両面の強化で、貴社が推進している具体的な取り組みをお聞かせください。

 川島 ハード面については今春、群馬工場でバルク製造室を新設し、生産能力が従来比で約2倍に増強する。

 ソフト面では、効果実感などの機能性以外に、商品自体の世界観や感性といったプラスαの付加価値も併せて提案し、世界観を演出するための容器デザイン設計から販路に応じたPOP・チラシの制作など、これまで以上に踏み込んだ付加価値提案に注力していく。

 ――その他に貴社が今後、注力していくことは何でしょうか。

 川島 最近ではメークのOEM大国であるイタリアの現地企業からのバルク供給が進んでいる。

 バルクをそのまま輸入するだけでなく、日本人の肌に合ったテクスチャーや色味に加工するなど具体的な形になってきた。

 海外に関してはこのほか、中国のクライアント企業から日本で化粧品工場を作り、そこで製造した商品をアジアに展開していきたいといった相談が数多く寄せられている。

 そこで、当社では沖縄工場の充填ラインを活用し、当社が海外企業の日本工場としてバルク製造から充填を担う。

 連携する沖縄ヤマト運輸のネットワークも活用し、海外企業のアジア展開を強力にバックアップしていく。

 国内では社内ODM商品の充実化を図り、植物性ラノリン配合の「こってり濃厚保湿クリーム」と、乳化剤や石油系界面活性剤を一切使用せずにビタミンCで乳化した「ジェルクリーム」を新たに開発し、こうしたユニークな商品を今後も生み出し続けていきたい。
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