ゼロからの奇跡、15万人以上の女性を虜にした化粧品の誕生秘話

週刊粧業 2018年2月26日号 21ページ

ゼロからの奇跡、15万人以上の女性を虜にした化粧品の誕生秘話
 Made in Japanが見直されている現在、2001年の創業当時より、自社一貫で高品質なメゾンレクシアというブランドを展開する希有な会社がある。

 その創始者・木下麻純氏(現 研究開発部 常務執行役員)が出した著書「ゼロからの奇跡」が、希代の開発者ストーリーとして話題となっている。

 今回、著書をもとにその研究開発に密着し、シリーズ3回でメゾンレクシアの魅力に迫る。

 趣味が高じて専業主婦から50歳で化粧品開発者へ転向し、18年以上経った現在もコンポーザー(処方開発者・調香師)として第一線で活躍し続ける一人の女性がいる。㈱レクシアの木下麻純氏は、自身の希有な人生を、開発秘話や研究哲学とともにありのままに1冊の本にまとめた。

 ブランド同様、業界の常識を覆す魅力と独創性を持つ女性、というのが読後の率直な感想だ。

 2001年、彼女の植物エキスづくりを間近で見ていた家族とともに化粧品会社を設立。ブランド初となるスキンケア化粧品「オラクル」を発売した。

 植物界が持つ力(Classic)を、現代的な技術と洞察(Modern)により引き出し、真に上質な化粧品とサービスを提供したい。その想いが、処方開発はもちろん自社農園での原料栽培、エキス抽出、製造、お客様サポートまでのすべてを行う、当時は珍しい自社一貫体制を確立させた。

 現在も木下氏は、植物研究の知見を昇華させたベースメイクや香水など、唯一無二の価値を追求し、メゾンレクシア製品を開発している。

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