榎戸淳一氏に聞くエステティック業界の現状と今後の展望

粧業日報 2018年4月6日号 1ページ

榎戸淳一氏に聞くエステティック業界の現状と今後の展望
 矢野経済研究所は、2017年度の国内エステティックサロン市場規模を前年度比0.2%増の3579億円と見込んでいる。

 今後、美顔、痩身・ボディ市場については、中高年の女性固定客に下支えされ横ばい傾向で推移する一方、脱毛市場は、成長率は鈍化するものの拡大傾向が続くことが予想される。

 エステティック業界活性化を目的に結成された「エステティックグランプリ」(以下、エスグラ)で理事長を務めた経験を持ち、人気エステティックサロン「フルーツルーツ」の経営者としても知られる榎戸淳一氏に、エステティック市場の現状と今後の展望について話を伺った。

就業環境の改善を進め、
安心して長く勤める職場に

 ――近年のエステ業界をどう分析していますか。

 榎戸 ここ最近の大きな変化としては、エステティシャンの就業環境の向上が挙げられる。エステティシャン人口が減少し、美容学校においても生徒数が減少する中、エステティシャンを志す人自体が減ってきている。

 お客様がいてもスタッフがいない状況に陥り閉店を余儀なくされる店も出てきており、エステティシャンに長く勤めてもらうための環境づくりが求められている。こうした背景もあり、ここ1年で就労環境が整備されてきた。

 逆に言えば、そうした変化に対応できないサロンは、エステティシャンの退職と採用難で継続が厳しくなっている。

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