ソフィアリンクス・三原誠史代表インタビュー【保湿・美白編①】

粧業日報 2018年4月9日号 1ページ

ソフィアリンクス・三原誠史代表インタビュー【保湿・美白編①】
 化粧品に特化したマーケティング・コンサルティング事業を展開するソフィアリンクスでは、スキンケアの2大ニーズである「保湿」と「美白」について、季節要因を踏まえ6つの調査セグメント(①通年保湿、②通年美白、③春夏美白、④秋冬保湿、⑤春夏美白&秋冬保湿、⑥通年保湿&美白)に分類し、スキンケア意識について調査を行った。

 今回は、同社の三原誠史代表に調査から見えたセグメント別の美容意識の傾向と、保湿・美白市場の最新トレンドを解説してもらった。

美容意識が高い層でも
購入意識の違いが明確に

 ――セグメント別の美容意識に関して、今回の調査からどのような傾向が見て取れますか。

 三原 調査対象者をセグメントごとに年齢軸で比較すると、最低限のお手入れとして保湿だけを行う「①通年保湿」は、年齢が上がるにしたがって構成比も上がる傾向にあり、60代(33.3%)が最も多かった。

 一方、美容意識が最も高い「⑥通年保湿&美白」は、30~40代が約5割(49.8%)で、20代を含めると67.4%と比較的若い層で一定のボリュームがある。

 次に、就業形態別で比較すると「①通年保湿」は6セグメントの中で専業主婦率が約4割と最も高い一方で、「⑥通年保湿&美白」は就業者率(64.1%)が最も高い。

 さらに、世帯収入別の分布を見ると、「①通年保湿」層は年収500万円未満が6割強を占めているのに対し、「⑥通年保湿&美白」層は全体の約4割が年収700万円以上となっている。

 こうしたデモグラフィック調査の結果から、美容意識の高さと世帯年収は連動している様子が窺えた。

 スキンケアに関する意識調査では6つのセグメントのうち、①~⑤までの約3割が保湿された肌状態を「カサついていない」「粉をふいていない」状態と認識している。

 これに対し、「⑥通年保湿&美白」層は3割が「キメが整っている」「透明感がある」と認識しており、最低限のケアとしての保湿ではなく、より美しくなるための保湿として捉えており、美容意識の高さが如実に表れた。

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